La Parfumerie Tanu

The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes

03. Modern Classic

Parfums MDCI - parfums rares, flacons precieux, Promesse de l'Aube (2006)

Parfums MDCI - parfums rares, flacons precieux website : http://parfumsmdci.free.fr/ 長らく香粧品会社に勤務し、個性のない流通品を取扱う事に辟易していたクロード・マーシャル氏(63)が2006年に興したパルファムMDCIは、フランシス・クルクジャンやピ…

Musc Ravageur (2000)

Musc Ravageur (2000) フランス語の Ravaguerは、英語ならdevastating、原意は「壊滅的な」「破壊的な」というおっかない単語で、そこからの意訳か、身を焦がすほど心をかき乱されて抗えない破壊的魅力むんむんのムスク、というところからつけられたようです…

Dries Van Noten par Frederic Malle (2013)

Dries Van Noten par Frederic Malle (2013) フレデリック・マルは2013年より、これまでの調香師一香入魂ものから、マル氏のお眼鏡に叶ったデザイナーやブランドを香りで解釈し、調香師に翻訳させた三位一体型のシリーズ、’XXX by Frederic Malle'シリーズを…

Portlait of a Lady (2010)

Portlait of a Lady (2010) マル品のロピオン作としては最新作にあたり、文豪ヘンリー・ジェイムズ(英)の小説「ある婦人の肖像」を題材にした香り、ポートレイト・オブ・ア・レディです。原作は10年ちょっと前にニコール・キッドマンとジョン・マルコヴィッ…

Carnal Flower (2005) and Bathclin saga

Carnal Flower (2005) and Bathclin saga 純粋に香りだけで勝負しているというよりは、お腹いっぱいな世界観で購買者の嗅覚と金銭感覚を多少麻痺させている部分もあるのではないかと、その巧妙な商業戦略に対し、評価はするが穿った視線を向けずにはいられな…

Blanc and L’Eaud’Hiver (2003), the pale twins

Blanc and L’Eaud’Hiver (2003), the pale twins 人気ファッションブランド、ポール&ジョーのボーテ部門(アルビオン系列)初のフレグランスとして2003年同時発売されたブランとブリュは、一旦生産終了後、近年ボトルチェンジして再発されました。日本のポ…

24,Faubourg (1995)

24,Faubourg (1995) ヴァンキャトル・フォーブル(24の次にはカンマがつくのが正式)は、パリのフォーブル通り24番地にあるエルメス本店の住所をそのまま戴いた香りで、ボトルもエルメスの顔であるスカーフを象っており、度々限定デザインのボトルが発売され…

Ta'if (2004)

Ta'if (2004) 英国の女性調香師、リンダ・ピルキントン主宰の香水ブランド、オーモンド・ジェインのレディス9種のうち、ブランドのシグニチャーとしているオーモンド・ウーマンを押して堂々人気№1の座を誇るフローラル・オリエンタル系の代表作、タイフです…

Sampaquita (2004)

Sampaquita (2004) オーモンド・ジェインの女性向け香水はフローラルシリーズ(5種)・フローラルオリエンタルシリーズ(3種)・ウッディ(1種/オーモンド・ウーマン)と大きく3つの香調に分かれており、いずれもシンプルなネーミングなため、特にフローラル系はシ…

Orris Noir (2006)

Orris Noir (2006) オーモンド・ジェインのレディス香水は、シグニチャー作品であるオーモンド・ウーマンを除き、すべて一見シングル・フローラル系と判断してしまいそうな単一花の名前が付けられています。しかし、フローラル系5種、フローラル・オリエンタ…

Tolu (2002)

Tolu (2002) イギリスの、それも女性調香師主宰のブランドというと、ミラーハリス(リン・ハリス)、ジョーマローン(同、エスティローダーグループ)が日本では絶大な人気を誇りますが、この二つのブランドがどちらかというといかにも日本人が大好きな「香…

Ormonde Woman (2002)

Ormonde Woman (2002) 公私ともにオーモンド・ジェインのシグニチャー・セントとして、屋号を冠したオーモンド・ウーマンは、2002年「世界で初めてブラック・ヘムロックの香料をふんだんに使用した香り」として英語版ウィキペディアにその名を連ねているので…

J'Adore L'Or essence de parfum (2010)

J'Adore L'Or essence de parfum (2010) 初出の好評を受けてディオールらしく二匹目、三匹目のドジョウが次々と生まれたジャドール(1998)ですが、オリジナルのジャドールをより高級な天然香料(アブソリュート)主体に再構築したEDP版ジャドール・アブソリュ…

DIVINE(1986)、DIVINE L'Eternel Feminin(2010)

DIVINE(1986)、DIVINE L'Eternel Feminin(2010) 1986年にフランスのディナールで開業したニッチフレグランスブランド、ディヴィーヌ(Parfums DIVINE)の、ブランド名を冠した初出の香り、ディヴィーヌは、ピーチとコリアンダーで幕を開け、ガーデニア、チュ…

L’Inspiratrice (2006),edition 2013(2013)

L’Inspiratrice (2006),edition 2013(2013) ビクトリア朝時代のイギリス人に大人気だったフランスの海岸保養地、つまり現在は単なる海辺の田舎町ディナールで1986年に開業したパルファム・ディヴィーヌ(Parfums DIVINE)は、まだニッチフレグランスという言葉…

Opardu (2012)

Opardu (2012) 昨秋、4番目の香りとして発売されたレディスの香り、オパルドゥです。これが、粉物ファンには抗う事の出来ない秀逸なパウダリー・フローラルで、レディス3点のうち突出してクラシックです。対象年齢は3点のうちぐっと高め、賦香率も堂々32%、…

Antonia (2010)

Antonia (2010) エム(2010)と同時発売されたレディスの香り、アントニアです。エムの回で17.5mlはベーターカプセル様だと申しましたが、アントニアの場合本体のガラスがアイと同じく透明で中身が見えるので、より試験管風なのですが、このボトルに共通してい…

Puredistance M (2010)

Puredistance M (2010) アイに続き2010年末に発売された2種のうち、エムは現行ラインナップとしては唯一メンズになり、17.5mlボトルの面立ちも口径の太い弾丸を思わせるいぶし銀、いきなりこのボトルが机の上などに転がっていたら、一瞬何なのかわからないか…

Puredistance 1 (2007)

Puredistance 1 (2007) ピュアディスタンスでは、公式ウェブサイトを見るとPDF資料あり、イメージ動画あり、香りのイメージとなる単語やイラスト、音楽、衣装、美しいモデルや風景等々、実際に香りを試す以前から、これでもかと脳内イメージを構築するキーワ…

Black (2013)

Black(2013) オランダはフローニンゲンの小さな香水ブランド、ピュアディスタンスの5作目となるブラックは、ブランドとしては初のユニセックスタイプのフレグランスで、いつもの17.5ml試験管タイプと60ml中型養毛剤タイプ、お徳用100ml大型養毛剤タイプのフ…

Puredistance, Master Perfumes

3.厳選モダンクラシック香水紹介 The Essential Guide to Modern Classic Perfumes Puredistance, Master Perfumes 1990年代前半から、一般市場向けの新作香水はパルファム濃度が作られず、オードパルファム1種またはEDP/EDTからスタートし、人気が出たらよ…

Early Roses(2010)

ティーオ・キャバネル5作目の香りとして、この秋発売された、アーリー・ロージズです。 名のごとく、朝露に輝く軽やかな青みを帯びたローズで、ムスクやパチュリを かさねた重量感もなければ、シトラスに転んでリニアに香ることもない、 バランスの良いロー…

Meloe(2008)

ティーオ・キャバネルがオリエンタル系の極み・アライーヌを輩出後に発売した、 アライーヌの対角線上にあるようなオー・レジェール(サマーフレグランス)、 メロエーです。 オー・レジェールですので、性質上キャバネルの香りの中でもっともライトな、 あっ…

Julia(2005)

2003年に家督のレシピを現代的な解釈で再興しているニッチ・フレグランスの ブランド、ティーオ・キャバネルが2005年、オーアと共に発売した初のフレグランス、 ジュリアです。 オーアが芯の強い大人の女性というイメージ、イブニングにも向く正装感を持つ 一…

Oha(2005)

ジュリア(2005)と同時発売された、ティーオ・キャネル初の香り。 穏かで端正なローズシプレ。パチュリローズのバランスがローズよりで 多少ビターな感じなので、甘さ控えめですっきりしています。 手持ちの香りとの比較では、ディヴィーヌのランスピラトゥリ…