Entries from 2012-01-01 to 1 year
12/2にて終了いたしましたLPT2周年記念イベントに、沢山の応募を有難うございました。今週より小分けセットの準備に入らせていただきます。 記念すべき投稿200号目は、フェイスブック参加へのお知らせです。今迄、投稿するとフェイスブックへのシェアも自動…
2009年から販売元となったモナコのロフト・ファッション&ビューティーディフージョン社は、零落したウビガンのステイタスを取り戻すべく、2011年にフゼア系の語源となり、最初に合成香料クマリンを使用した歴史的名香、フジェール・ロワイヤル(1882)をロジ…
昨秋2011年10月に発売となったタブロー・ド・パルファン(香りの絵画)は、アメリカはテネシーを拠点とするブライアン・ペラ主宰のクリエイト集団、イヴリン・アヴェニューが、架空の女性をモデルに映画を制作し、その映画のヒロインをモチーフにした香水を…
知的エロの殿堂、エタリーブルドランジュから2006年に発売された「高級ホテルの売春婦」プタン・デ・パレです。調香はエルメスのメルヴェイユシリーズ、アムアージュのオナー・マン、過去には廃盤後結構なプレミアの付いているシェレルのニュイ・ド・インデ…
バーレスク後篇に登場するのは、イストワール・ドゥ・パルファンの近作で19世紀末のパリ・デカダンを代表するキャバレー、ムーランルージュへのオマージュである1889ムーランルージュです。イストワール・ドゥ・パルファンの製品は、公式オンラインショップ…
レディスの新作、キスミーテンダーです。どうしても頭の中でラブミーテンダーと変換されるのですが、ちがいます。アンタンスではなく普通のEDP1濃度の展開ですが、ニコライの作品としては濃厚で拡散力の強いフロリエンタルで、立上りから甘々なバニラ、八角…
昨年、デリールドローズと共に発売された、専属調香師リシャール・フレッス作のアコード119です。デリールドローズは同時期に発売されたメンズの新作、ユズマンと共にフォルテの取扱いがありますが、こちらは日本未発売です。公式ウェブサイトは更新が大変遅…
ニューヨークはソーホーに本拠地を持つハンドメイド系ニッチ・フレグランスブランド、ル・ラボのダラス店限定フレグランス、アルデヒド44です。当然香りは黒板キキキー!を髣髴する化合物路線まっしぐらで、きしむような積載量オーバーのアルデヒドがウリと…
さきにローズ・ピヴォワンヌとして発売されたEDTのアンタンス版です。名前からピヴォワンヌが消えていますが、香調にはしっかり芍薬の青さが残っていて、立ち上がりは青々としてさっぱりしたローズのシングルノートになっています。最初は甘味も酸味も前に出…
代表作、サクレブリュと同年に発売されたヴァニーユ・トンカです。レモンやマンダリンなど、苦味のある柑橘の皮にラベンダーやバジルが加わった幕開けから、カーネーションやオレンジフラワーが黒胡椒などのスパイスに抑制されながら、名前のごとくバニラと…
2006年にEDP濃度で発売されたマハラニーが、2年後マニフィーク・シリーズでアンタンス版として再構築されました。現在オリジナルのマハラニーは廃番で、国内販売されているものも在庫限り販売終了になるでしょう。 レディスのボトルに収められているオリエン…
1993年にオードパルファム濃度で発売されたサクレブリュのアンタンス版で、オリジナルのサクレブリュは在庫が無くなり次第廃盤だそうです。 香りとしては、チュベローズとカーネーションのクローブ香にシナモンが加わって華やかさと渋みが同居し、薄口ながら…
1930年代から50年代初頭にかけて活躍し、ジバンシー、ディオール、バルマンなど錚々たるクチュリエを育てたデザイナー、ロベール・ピゲが1951年に廃業、1953年に逝去した後も、パヒューマリーとして存続する中1956年に発売されたカリプソが、ピゲの復刻では…
これまで発売されてきた香りはすべてEDP濃度だったディヴィーヌが2010年より既発のコレクションからパルファム濃度を再構築して発売しています。第1弾はブランドの顔ともいえるディヴィーヌのパルファム、ディヴィーヌ・エテルネル・フェミナンでしたが、昨…
パコラバンヌより1969年に発売された初出の香り、カランドルです。調香はその2年後にジャック・ポルジュとの共作でリヴ・ゴーシュを作ったミシェル・イーです。彼は戦後〜高度成長期の明るく必ずグリーンが主張するフローラル・アルデヒド/シプレ系の大家で…