A Gentleman Takes Polaroids Chapter thirty three : Cabaret Gentleman
立ち上がり:名前の通り。甘い香りとウッド系の香りが混ざってかなり強く迫ってくる。すぐ甘い香りは背景に退き、ウッド系の方が強く出てくるが
昼:ウッド系は薄くなりローズ系の甘い香りが出てきます。結構表情が変わってきます。
15時位:大分香りが薄くなってきましたが 後半はまたウッド系とムスクの残香が出てきたような。全体としては好みです。甘さも程よい感じですし。
夕方:15時頃の印象のままフェードアウト、但し、今回は時勢柄殆ど出歩くこともなく、家に居ただけ、という通常と異なる状態なのも考慮に入れなくてはいけないかと。
ポラロイドに映ったのは:うーん・・・どうしても会社名の「HERETIC」という単語を見るとキングクリムゾンのライブブートレグを思い出してしまい他が出てこない。良い香りですよ!ただメーカー名がねえ・・・
Tanu’s Tip :
前回のジェントルマンコーナー「サンダルウッド・ジェントルマン」からあっという間の1ヶ月が過ぎ、現在は絶賛輝かない黄金週間の後半戦です。この間、Team LPTの現況は タヌ)勤務先より引続き自宅待機指示により、4月の出勤は3日のみ。テレワーク対応も行われないため出勤日は地獄の業務山積により消化しきれず5月に持ち越し。在宅中はタヌワークが結構忙しく、在宅勤務でいったら毎日残業状態で目下の楽しみはNetflixでウルトラマンを見る事 ジェントルマン)勤務先のリモートワークが整い、基本在宅勤務、時々時短出勤。4月はプラモ戦車2台、ロボット1匹作成。連休中はオンライン飲み会で深酒 ハン1)タヌワークの為、隔日でタヌ家に出勤*、LPT directの業務請負および配送業務。インスタグラムで不定期開催するLPTVライブ配信時はタヌトーク放送事故防止のためタンバリンを叩く…といった状態です。
この1ヶ月強、感染防止のために様々な業種の営業に対し休業要請が出されました。中でも東京都が提示した具体的な休業要請には夜の歓楽にまつわる施設が多く含まれ「ヌードスタジオ」と「のぞき劇場」に都民が驚愕したのは記憶に新しいところです。ダンスホール、ナイトクラブ、キャバレー…ナイトクラブ(語尾下がる)?クラブ(語尾上がる)、百歩譲ってディスコとか言ってくれたらリアルにわかる。でもダンスホールはないだろう、キャバレーだって…でも、確かにキャバレーは中止になりました。2月29日開催予定だったキャバレーLPT(招待制イベント)は4月中旬、そして5月中旬へ2度の延期も虚しく中止。今後の予定は、会場である貸し会議室自体休業している上、コロナウイルス感染拡大防止の自粛解除が見えない中、全く目処が立ちません。
かくして世間的にもLPT的にも営業できないキャバレーですが、世の中がこんなことになるずっと前から決まっていたジェントルマンコーナーの33番目のお題、それは「キャバレー・ジェントルマン」。キャバレーにまつわる香りを3つ、タヌコレクションからピックアップしてまいりました。
キャバレーといえばストリップ、又の名をバーレスクダンス。世界で最も有名なバーレスクダンサーといえばアメリカの秘宝、ディタ・フォン・ティーズ。今年、年女の彼女は50近い現在も第一線で活躍していますが、世界中で興行が中止または延期になっているため、生ディタ様を拝めるのはしばらく無理かもしれませんね。かつてLPTでもディタ・フォン・ティーズが自身のブランドより発売したセレブ香水、Dita von Teese(2011, ナタリー・ローソン調香)を紹介した事がありますが、今回登場するのは、アメリカのヴィーガン・フレグランスブランド、ヘレティック・パルファムズが2017年にコラボレーションしたスキャンダルウッドです。

オーナー調香師であるダグラス・リトルが目指すのは、100%天然「由来」の原料のみを使用した、セクシャルなアプローチのフレグランス。まずブランド名が「異端香水」。100%ヴィーガンで天然由来…というと、ナチュラルでシンプルな、ライフスタイル系のイメージを想像しますが、ヘレティック・パルファムズの路線は180%極北、むしろ斜め上。「花は植物の生殖器」そういう目線で天然の花香料をふんだんに使用したフローラルシリーズや、ドラァグクイーンやゲイスター、ストリッパーとのコラボ作品を次々輩出している、最も聞きづてならないアメリカン・インディブランドです。
*ハン1家とタヌ家は道路を挟んで数分の場所に位置し「空気の中を移動しているだけ。他所様の家に行くのとは違う。政府が奨励する「ステイホーム」に反していない」(ハン1談)