18.Neo-Powderist
LPTではブログ初期から長らくご紹介してきたイタリアの世界的ナチュラルコスメブランド、レルボラリオ。2021年秋には老舗繊維専門商社、タキヒヨーが輸入代理店となり、日本上陸も果たし、有楽町マルイをメインに全国の主要百貨店や公式オンラインストアで積…
イリス ド ニュイ EDP 100ml
心の包帯系粉物香水 後編 乳幼児の肌に香水は有害ではないのか?という議論は欧米でも見かける話で、親によっては「どんな刺激物が入っているかわからないから、自分の子供に子供用香水なんて絶対使わない」「いやいや、お尻拭きから洗剤、ベビー用化粧品だ…
心の包帯系粉物香水 前編 LPTがブログ開設時より一貫して注目しているジャンル、粉物系。その定義は非常に幅広く、戦前・戦後のフローラルアルデヒド系からニベア/オロナイン系、イタリアンタルコ、化粧台のエレベーター(リップスティック系)、エッチな粉物…
君よ 君は星のつよさを吸いこむイリス 今日の日記をかき乱す君 昨日のきらめく調べを捨てる君 何より美しき星の現れを知らす者となれ 雲にあだなす印となれ そして甘き時の流れに身を委ねよ 杳なる 蒼い雲 2019年11月14日に登場した、メゾン・ヴィオレ5番目…
世界中で愛されているプッチーニのオペラ「マダム・バタフライ」。オペラを見たことがなくても、名前くらいは誰でも知っている悲劇のヒロインです。オペラに全然興味がないので実際に見たことはありませんが、話としては①19世紀末、明治半ばの長崎を舞台に、…
Irissime (2009) アトリエ・デゾールのイリス・フォーヴを手掛けたマリー・サラマーニュが、まだジャック・ファットが三流ファッションフレグランスブランドでしかなかった時代、イリス・グリへのオマージュとして作った粉物香水が、このイリッシムです。ボ…
L'Iris de Fath and the substitutes : The Extreme Irists - 前後編 - 今年の夏はうなぎが更に高騰し、うなぎは既に民草の口には気軽に入るものではなくなりました。そんな中、かつてカニの代用食としてオホーツクを発売した一正蒲鉾㈱が「うなる美味しさ …
LPTの専売特許と言えば復刻系ブランドです。21世紀は、消滅した過去のブランドの復刻が香水ビジネスのトレンドとして登場しました。 キャバレーも2年前「ドーン・オブ・ザ・デッド/蘇らせたのは誰だ」というテーマでお届けしましたが、その後もブログで世界…
【パターン5:エッチな粉物】 はい、それでは21世紀の粉物ばんざい、最後のテーマは「エッチな粉物」です。エッチと一言でいっても色々ありますが、粉物の似合うエッチを厳選しました。 13.1889 Moulin Rouge (2010)「ムーランルージュ/キャバレー/バーレス…
【パターン4:ドジョウ】 これからご紹介する4つは、現在も全国のデパートに入手可能ですし、説明は不要だと思うので、ざっくりオリジナルとドジョウの違いをお楽しみください。 7.No.19 Poudre / Chanel (2011) ジャック・ポルジュ&クリストファー・シェル…
【パターン3:真性タルコ系】粉物はタルコに始まり、タルコに終わる 5.150 Parfum / Profumi del Forte (2011) ムエット5番は、伝統的な香水作りに忠実な作風の職人気質なイタリアはトスカーナ地方のリゾート地、フォルテ・デイ・マルミのブランド、プロフー…
【パターン2:化粧台のエレベーター】 口紅、白粉、化粧台 化粧の匂いで気分が上がる。自然体、断固反対の作り物礼賛 70年代から90年代にかけての過剰に押しの強い香りの流行の反動から、薄くて軽くて、その実いつまでも消えずに残る人工的にフレッシュな香…
【パターン1:双璧、または別格:2000年、ネオ・パウダリストの幕開け】 1.Teint de Neige (2000)「雪の色」タルコ系の金字塔 フィレンツェの巨匠オーナー調香師、ロレンツォ・ヴィロレーシの押しも押されぬ代表作が、今お配りした1番のタンドネージュです。…