La Parfumerie Tanu

- The Olfactory Amphitheatre -

- The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes -

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Green

Divine l’été, Clair d'Iris (2024)

立ち上がり:名前の通りアイリスの香りが強い、背後にうっすらベチバー系の香りが潜んでます 昼:アイリスの香りとベチバーの香りが半々くらいで主張してきます。この酷暑の時期、大体の香水は昼までに汗で飛んでしうまうのですがかなり持ちが良い。ただ汗を…

Personne (2023)

「キュプロクスよ、おぬしはわたしの名を知りたいというのだな…わたしの名は『誰もおらぬ』という。母も父も、仲間の誰もが、わたしのことを『誰もおらぬ』と呼び慣わしているのだ」 ―ホメロス「オデュッセイア」第9歌、353-370(松平千秋訳、岩波文庫) 三…

サトリ Satori (2006)

サトリ EDP 50ml

Encelade (2022)

2022年5月19日、パリのメンズ専門クチュリエ、マルク=アントワーヌ・バロワの第三作目にあたる香り、アンセラードが本年5月19日に世界発売となりました。 3年に1作という、昨今の香水ブランドとしては非常に穏やかなペースで新作を発表しているマルク=アン…

Vol de Nuit (1933), my best favourite pre-war Guerlain

Vol de Nuit, my best favourite pre-war Guerlain 一昨年まで、百貨店のゲランカウンターに立ち寄った際、必ず尋ねるようにしている質問がありました。 「すみません。夜間飛行はどこのデパートのゲランカウンターに行っても見かけないのですが、どうしてで…

La Surprise (2020)

前回のレメーに続き、MDCIのペインターズ&パフューマーズシリーズの新作レディス、ラ・スプリーズは、LPT読者の間でもファンが大変多く、先日のインスタグラムライブ配信、LPTVで行った質問コーナー、ASK LPTでもLPT未収作品の紹介リクエストが来た独立系女…

Jean Patou | prewar 3 : after World depression & the death of Jean Patou

はい、それでは次に世界恐慌後の香りを2種、ディヴィーヌ・フォリーとノルマンディをご紹介します。いずれもマ・コレクシオン版のオードトワレです。 戦前5【世界恐慌後~パトゥ生前】 12 Divine Folie (1933) EDT Henri Alméras, Ma Collection version 13 N…

Azurée (1969)

1946年、ハンガリー系ユダヤ人の家系出身であるエスティ・ローダーが、おじで皮膚科医のジョーゼフ・ローダーと創立した世界的な化粧品会社、エスティ・ローダーは、現在もローダー家が全株式の87%を保有し、現在もトップに親族が名を連ね、アメリカの政界…

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