La Parfumerie Tanu

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- The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes -

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Jean Patou | the end of Jean Patou, a great perfumery

さて、シラデザンドが登場して5年後の2011年、ジャン・パトゥはP&GからSAデザイナーズ・パルファムズへ買収されます。この会社、2002年、インド系イギリス人のベンチャー起業家、ディレシュ・メータが起業した、基本的によそから大衆ブランドを買収しながら…

Jean Patou | postwar 3 : Jean Kerleo, Jean-Michel Duriez and takeover by P&G

かなり絵的に見苦しい後ろ姿のサムネイルでお許しください。戦後編の前半部分を、インスタグラムでライブ配信しました。内容はほぼpostwar 1、postwar 2の部分です。 はい、それではここから1990年代、ケルレオ師が引退し、P&Gに買収されるまでの作品をご紹…

Jean Patou | postwar 2 : Jean Kerleo, the third in-house perfumer

それでは、次は1970年代、1000とオードパトゥです。 戦後2【ジャン・ケルレオ:70年代】アンリ・ジボレから3代目調香師ジャン・ケルレオへ 5 1000 (1972) P 6 1000 (1972) EDP 7 Eau de Patou (1976) EDT 8 Eau de Patou (2013) EDT 5 1000(1972) オリジナ…

Jean Patou | postwar 1 : history of Jean Patou in Japan / WWII and the first change of in-house perfumer

後半は、ジャン・パトゥの戦後作品をご紹介します。日本にも本格的に上陸したのは戦後ではないかと思います。そこで、戦後編を始める前に、日本における戦後のジャン・パトゥの輸入販売の変遷をご紹介します。戦前の輸入については、力及ばず資料にたどり着…

AGTP Summer Special : (Stop !) Sport Gentleman

A Gentleman Takes Polaroids Chapter twenty nine : (Stop!) Sport Gentleman Encre Noire Sport (2013) by Lalique 立ち上がり:SPORT無しのENCRE NOIREと殆ど印象変わらず 昼:やはり変わらんなあ。多少柑橘系の香りが強いかな? 15時位:無印はこの時間…

The Archives | LPT monthly subscription based on LPT blog starts from Sep. 2019

The Archives | LPT monthly subscription service starts from 1 Sep. 2019 ジ・アーカイヴズ。LPTブログにてご紹介した香りのサンプルを毎月ランダムにお楽しみいただける、香りのサブスクリプションサービスです。 香りの円形競技場、ラ・パルフュムリ・…

Jean Patou | prewar 3 : after World depression & the death of Jean Patou

はい、それでは次に世界恐慌後の香りを2種、ディヴィーヌ・フォリーとノルマンディをご紹介します。いずれもマ・コレクシオン版のオードトワレです。 戦前5【世界恐慌後~パトゥ生前】 12 Divine Folie (1933) EDT Henri Alméras, Ma Collection version 13 N…

Jean Patou | prewar 2 : before World Depression & Joy (1930)

それでは、次に1929年に勃発した世界恐慌の前に発売された二つの香りと、その復刻版をご紹介します。 戦前3【世界恐慌前】 7 Chaldée (1927) P 8 Chaldée (2013) EDP 9 Moment Suprême (1929) 7 Chaldee (1927) P マ・コレクシオン版 トリロジーに続きジャ…

Jean Patou | prewar 1 : Trilogy (1925)

戦前1【トリロジー1:20世紀版】ムエット①、③、⑤ <Henri Alméras/Jean Kerleo, Ma Collection version> 1 Amour Amour (1925) EDT 3 Que Sais-Je ? (1925) EDT 5 Adieu Sagesse (1925) EDT 最初にご紹介するのは、ジャン・パトゥが1914年の創業から11年後…

Cabaret LPT vol.11 Jean Patou | Voice of nothing / introduction

今回のキャバレーは、皆様ご承知の通り、近代香水史を代表するブランド、ジャン・パトゥの弔合戦です。本来は前回のアラブキャバレー以降、本年中の開催はしない予定でしたが、偉大なるブランドの消滅を目の当たりにして、いてもたってもいられず、開催を決…

Cabaret LPT vol.11 review

令和初のリアルイベント「Cabaret LPT vol.11 : Jean Patou | Voice of Nothing」を、粛々と、しかし盛大に修めさせていただきましたことを読者の皆様にご報告いたします。前回のキャバレー(Cabaret LPT vol.10:I'm a Stranger in Arab, 2019年2月23日開催…

31 Rue Cambon EDT (2007)

立ち上がり:こ・・・・濃い ある程度想像はしていたので少なめにつけたのですが、それでも噎せかえるような甘い香りに覆われる。 他の2つに比べてモス系の感じはあまり無いような気がします。にしても濃い!電車の中で隣の人に引かれるレベル。 昼:少し落…

Chypre21 (2015)

立ち上がり:植物(モス系?)の香りが強めですね。最初からかなり落ち着いた香りです。昼:薔薇っぽい香りも出てきました。これも良い感じです15:00位:ムスクの香りも出てきます。どの時点でも上品です。夕方:15:00に加えウッド系も交じってきてるかな?…

Golden Chypre (2012)

A Gentleman Takes Polaroids Chapter Twenty Eight : Golden Gentleman 立ち上がり:シトラス系なのかな?少しベチバーいっぽい香りなのですが 奥の方にうっすらとスパイスぽい感じも潜んでます昼:印象はつけ始めと変わらないのですが ベチバー系の感じは…

1969 | Parfum de Revolte (2001)

1969年特集、最終回は「1969年を名に持つ香り」、イストワール・ドゥ・パルファン(HdP)のベストセラー、1969をご紹介します。実際の発売は2001年である1969の正式名称は1969 Parfum de Revolte (反乱の香り)。HdP作品の中では「カルト・ブックス」の一つで…

Azurée (1969)

1946年、ハンガリー系ユダヤ人の家系出身であるエスティ・ローダーが、おじで皮膚科医のジョーゼフ・ローダーと創立した世界的な化粧品会社、エスティ・ローダーは、現在もローダー家が全株式の87%を保有し、現在もトップに親族が名を連ね、アメリカの政界…

Ô de Lancôme (1969)

ギヨーム・ドルラノと実業家アルマン・プティジャンが1935年に香水会社として共同創業したランコムは、その後スキンケア部門に進出し、1964年、2018年度世界化粧品メーカーランキング第1位のロレアルに買収されて以来、ロレアルの筆頭ブランドとして君臨して…

Chamade 1969-2019 : Where she came from, and where she goes

「シャマードはどこから来て、どこへ行くのか」 何十年も前、実家のテレビで昼間にやっていたフランス映画をたまたま観ました。 パリのリセに通う女の子が、寮に住む大学生と恋仲で、学校が終わると真っ先に彼氏の寮に向かい、部屋に入るなり制服を脱いで事…

The semicentennial : the year called 1969

The semicentennial : the year called 1969- 特集:1969年という年 - 今年の日本は世が平成から令和に変わった大きな節目の年です。西暦でいうと2019年。昔の人は「人生50年」と言いました。世が世なら、店主タヌを始めTeam LPTは全員この世にいない計算に…

Ganymede (2019)

いい写真だから何度でも載せます。「できたわ!」「すてきよ!!」 パリのメンズ専門クチュリエ、マルク=アントワーヌ・バロワの第2作フレグランス、ガニメデが今春発売になりました。昨年開催したCabaret LPT vol.9「A Gentleman takes Polaroids」でもジェ…

Splendiris (2019) and latest creasions by Parfums Dusita

いまからちょうど2年前の2017年6月、LPTにて全点踏破したパルファム・ドゥシタですが、2年の時を経て3作品が仲間入りしました。 たった2年という短い期間で、パリに旗艦店を持ち、欧米はもちろん中東やロシアにまで販路拡大、さらにはインディペンデント系香…

Meet Puredistance in Japan 2019 review

ピュアディスタンス創業者、ヤン・エワウト・フォス社長とピュアディスタンスジャパン担当、イリス・フォスさんがオランダより来日し、これまでピュアディスタンスジャパンにてご購入いただいたお客様を中心にご招待した非公開イベント「Meet Puredistance i…

Maison Violet, now ship worldwide

先日最新作のタナグラをご紹介したばかりのメゾン・ヴィオレですが、4月上旬よりオフィシャルサイトが新しくなり、これまでEU圏を中心としたごく限られたエリアしか配送がなかった併設のオンラインストアが、遂に世界対応となりました。世界対応と謳っていて…

The Three Madama Butterflies in Japan and the world : Madama Butterfly (2008), 1904 (2014), Cio Cio San (2015)

世界中で愛されているプッチーニのオペラ「マダム・バタフライ」。オペラを見たことがなくても、名前くらいは誰でも知っている悲劇のヒロインです。オペラに全然興味がないので実際に見たことはありませんが、話としては①19世紀末、明治半ばの長崎を舞台に、…

Aenotus (2019)

2019年3月1日、遂に世界発売を迎えたピュアディスタンス第9番目の香り、アエノータス。日本サイトでは2月15日から2週間先行で予約販売を開始したところ注文が殺到、フルボトルに合わせ、日本限定の5mlパーススプレー2本セット、アエノータス・ギフトボックス…

Tanagra (2018)

彫像が千の言葉を語るなら、タナグラは千の彫像にもまさる 19世紀半ばに創業し、英仏の名だたる万博を賑わすも二次世界大戦後忽然と消失、そしてこの21世紀に蘇ったメゾン・ヴィオレ。昨年2月のロングインタビューを含むLPT特集や、Cabaret LPT vol.7 'Age of…

I'm a Stranger in Arab 6 : Surrati and "designers inspired" fragrances

Arabian mainstream house 6 : Surrati and "designers inspired" fragrances アラビアン・フレグランスの世界には、”デザイナーズ・インスパイア系”というジャンルが確立していて、欧米の人気香水を模倣した香油が星の数ほど存在しています。コピー品の後ろ…

I'm a Stranger in Arab 5 : Arabian Oud

Arabian mainstream house 5 : Arabian Oud (KSA) アラビアン・ウードは1982年にサウジアラビアのリヤドで創業した比較的新しいメーカーですが、伝統的なウード原木やバフール、ウードオイル、ウードブレンドを中心にしたオーセンティックなラインナップと並…

I'm a Stranger in Arab 4 : Al Haramain

Arabian mainstream house 4 : Al Haramain (UAE) イスラム教における「二聖都」(メッカとメディナ)を意味する、アラブ最大のフレグランス・メーカー、アル・ハラメイン。創業は1970年で、アラブ首長国連邦で一番小さい国、アジマンの本社工場は敷地面積174…

I'm a Stranger in Arab 3 : Swiss Arabian

Arabian mainstream house 3 : Swiss Arabian (UAE) スイスアラビアンは1974年創業、本年創業45周年のアラブ最大手級メーカーですが、やっぱりここも家族経営!じいちゃん、父ちゃん、僕アラブ。親子三代インシャラー!ほかのブランドとの一番の違いは、原料…

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