・Hermann A Mes Cotes Me Paraissait Une Ombre (2015)
②Attaquer de Soleil Marquis de Sade (2016)
③Experimentum Crusis (2019)
Ex nihilo all of them イクス・ニイロで手掛けた全4作の意
④Fleur Narcotique (2014)
・Venenum Kiss (2015)
・French Affair (2017)
・Cuir Celeste Par Mathieu Cesar (2018)
Penhaligons terrible teddy ペンハリガン・ポートレートシリーズ
・Terrible Teddy (2019)
Chloe nomade クロエ・ノマド
⑤Chloé Nomade EDP (2018) / Chloé
Artisan parf Mandarina corsica ラルチザン・パフューム
・Mandarina Corsica (2018)
Jpg la belle le beau ジャンポール・ゴルティエ
・La Belle (2019) エラKのソニア・コンスタン(ジボダン所属)と共作
・Le Beau (2019) 〃
Chloe atelier des fleurs cedrus クロエ・アトリエ・デ・フルールシリーズ
・Cedrus (2019)
Pacollection erotic me パコラバンヌ・パコレクションシリーズ(日本未発売)
・Erotic Me (2019)
Ysl blouse and grain de poudre ル・ヴェスティエール・デ・パルファムシリーズ
・Blouse (2018)
⑥Grain de Poudre (2019) / YSL
Mugler angel muse and nova ミュグレー、エンジェル(1992)のドジョウ
⑦Angel Muse (2016)
・Angel Nova (2020)
Tanu's Tip :
①La Fin de Monde (2013) 世界の終わりが、こんなほっこりした香りみたいだったら、終わってもいいかな、と思わせる、なんとも穏やかなウッディパウダリー。商品紹介ではポップコーンの香りと記載されているが、そんなにポップコーンって食べないし、よくわからないけど、アイリス、キャロットシード、ガンパウダー、ベチバーで硬くなりがちな粉物感にほっこりした空気が漂うのは、何となくおいしい弾けたポップコーンのバタリーな味わいがあるからか。世界の終わり位、争いごとなんかやめようよ。そんな優しい香りです。
ラ ファン デュ モンド EDP 100ml②Attaquer de Soleil Marquis de Sade (2016) ラブダナムは、幹から採れる樹脂の香料と、花や葉からの香料で質も香りも違い、樹脂のほうが上質とされるが、サド侯爵の太陽攻撃は通常はベースノートに用いられるラブダナムだけで出来ている。樹脂から花から、葉から何から何までラブダナム。焦げ臭いくらいスモーキーでずしんと来るラブダナムのソリフロールは「醤油だけで酒が飲める人」に近い価値観を感じる。従って、ラブダナムが好きな人には大いにお勧めするが、「悪徳の栄え」を読んだことのない人は読書家とは言わない、とは誰も言わない位、そうでない人へは勧めない。
⑥Grain de Poudre (2019) YSLのル・ヴェスティエール・デ・パルファムのラインでは日本で一番人気のブラウスもカンタン作だとは知らなかった。なんとこのシリーズは池袋西武で取扱いがあり、近所で試せて買えるとは思わなかったが、今回LPTVで紹介した中では一番のおすすめでボトルを入手した充足感も高かった作品。非常に上品で静謐なパウダリーウッディ。粉物感をバイオレットとスウェードで演出、そこにセージ(肉の匂い消しに用いられるハーブ)が隠し味のため、みぞおちの滞りがすっと流れるような清浄感がある。女性である自分がつけても心地よいが、こういうノンセックスな香りは、美しい男性につけて欲しい。もしくは、男性がつけて美しくなって欲しい。よろしくお願いします。