La Parfumerie Tanu

- The Olfactory Amphitheatre -

- The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes -

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02-1. Classic A-G

Cherigan Parfums d'Artisan, Paris, 1929 | Luc Gabriel Interview

シェリガンの全点踏破レビューをお楽しみいただいた後は、シェリガンCEOルック・ガブリエルさんのインタビューをお届けいたします。 ルックさんは、創業2000年、日本では今年上陸15周年となるザ・ディファレント・カンパニーのオーナーでもあり、同氏はパリ…

Cherigan review 2 | The Purple Bar, Lovers in Pink, Edo Park, Adhara Oud (all 2021)

Cherigan Paris Review goes on... 【LES INSPIRATIONS|レ・ザンスピラシヨン】 The Purple Barザ・パープル・バー 97.5%天然由来原料使用 1920年代のパリにうごめく、享楽的な地下酒場の熱気を香りに昇華したザ・パープル・バー。シェリガン復興時、イン…

Cherigan review 1 | Fleurs de Tabac (1929/2021), Iris Coffee, Or des Iles (both 2021)

Cherigan Paris The Review - LPT proudly presents シェリガン・パリ。熱心なLPT読者なら、昨秋から散発的に目と鼻で見聞きしたブランド名だと思います。1929年にチェコ移民の創業者がフランスで起業し1960年代に消滅後、約60年後の2021年に復活したフラン…

Iris Coffee (2021)

アイリス・コーヒー パルファム 100ml 昨年よりThe Unconventionalより度々話題のシェリガンですが、今春LPTブログにて、全点踏破レビューをお届け予定です。お楽しみに!

Bois des Iles (1926/2016)

ボワデジル 2016年版EDP 200ml

Le Dandy (1925/1999) EDT

A Gentleman Takes Polaroids Chapter Fourty One : Macho Mucho Gentleman つけ始め:今まであまり体験して来なかった香りだ。甘いようなスパイシーなような。ラム酒とかブランデーみたいな洋酒の香りという感じも。朝から酔いそう。 昼:むーまだ甘い。で…

Bienaimé 1935 : La Vie en Fleurs (1935), Vermeil (1935), Jours Heureux (1949) revived in 2021

前回のブランド紹介に続き、本日は復興ビエナーメが蘇らせた3作をご紹介します。 昔の香水の広告を見ると、現在の香水販売と違い、物凄くバストイレタリーラインが豊富だったことがわかります。昔の、と断り書きしなくても、例えばざっくり30年ちょっと前、…

Bienaimé 1935, revived in 2021

Bienaimé 1935, revived in 2021 after the long sleep ≪その後のビエナーメ≫ケルクフルール生誕110年記念特集 2020年8月、Cabaret LPT vol.12 'The Undead'で総括したウビガン。18世紀から21世紀の現代にいたるまで、過去にどれだけエポックメイキングな作…

Touche Finale (2019) and what I got in London last Autumn

先日ご紹介したリリス・ド・ファットは勿論手も足も出ない価格で、一生分のお試しを店頭でさせていただき十二分に満足いたしましたが、せっかく香水ファンにとって宝島の如きジョヴォワに行って、手ぶらで帰れるはずがありません。そしてジョヴォワの前には…

London Calling 2019-1 : Magical Mystery Afternoon Tea with The Brookes

現在、LPT annexで絶賛連載中のマンプク宮殿英国スペシャル「Let England Shake」。単身では何度か足を運んだイギリスですが、昨秋初めてジェントルマンとイングランド各地を訪ねました。先月末でEU離脱となったイギリスが、クリスマス前の国民投票を目前に…

Azurée (1969)

1946年、ハンガリー系ユダヤ人の家系出身であるエスティ・ローダーが、おじで皮膚科医のジョーゼフ・ローダーと創立した世界的な化粧品会社、エスティ・ローダーは、現在もローダー家が全株式の87%を保有し、現在もトップに親族が名を連ね、アメリカの政界…

Green Water (1947/1993 version, 2016 version) / Antaeus (1981) | AGTP3 : Gentleman's favourite, Great Classics 2

【ジェントルマンのお気に入り・クラシック香水編2】 Green Water EDT (1947/1993 version) / Jacques Fath Green Water parfum (2016 version) / Fath Essentials 第二次世界大戦終結後の1947年は、この年しばりで小特集を組んでもいい位、歴史上大事な香水…

Sir Irisch Moos / Aramis (1966) | AGTP1 : An Origin of a Gentleman

【ジェントルマンの原点】 まず最初は「ジェントルマンの原点」と題して、ブログのジェントルマンコーナーで頻出する、ある意味ジェントルマンのリファレンス香水となっている1本と、学生時代初めて自分のお小遣いで買った1本をご紹介いたします。 Sir Irisc…

Mérefame (1979) / Gold Woman, Gold Man (1983) / One Perfect Rose (1990), new & revised reviews

Dedication Festival for Master Perfumer Guy Robert 4 : late 1970's - 1990's Mérefame / Nippon Menard 1979 1970年代最後の作品は、今回のダークホース、日本メナードが創業20周年記念に社運をかけて発売した、戦後昭和の国産香水、メルファムです。現…

Havoc (1974) / Gucci pour Homme (1976) / Dioressence (1979) new & revised reviews

Dedication Festival for Master Perfumer Guy Robert 3 : 1970's Havoc / Mary Quant 1974 マリークワントの化粧品といえば、昭和の時代に尖がった女の子が持つステイタスコスメという印象があり、かつてはデパートの化粧品売り場ではなく雑貨やアクセサリ…

Madame Rochas (1960) / Calèche (1961) / Monsieur Rochas (1969) revised reviews

Dedication Festival for Master Perfumer Guy Robert 2 : 1960's ギィ・ロベール師が手がけ、1960年代に発売された3つの作品をご紹介します。 Madame Rochas / Rochas 1960 戦後ロシャスの、そしてロベール師としてもまごうことなき代表作、マダム・ロシャ…

Chypre d'Orient (2007)

立ち上がり:爽やかな香りに隠れて背後に濃厚な何かが潜む 昼:爽やかさは背景に消えかなり濃厚な香りが前面に出てきた 少しトイレの芳香剤系な感じも 15時位:かなり落ち着いてきました。これ位なら良いかも 夕方:悪くないです ここまで薄くなると そこま…

Chypre Mousse (1914/2012)

A Gentleman Takes Polaroids chapter twenty one : Chypre Gentleman 立ち上がり:草!雑草摘んで箱に密封して2-3日放置した後空けた時の匂いだ。むー電車乗るとき周りが気になる 昼:草臭いのは変わらない クサと言ってもオランダのコーヒーショップで堪…

Green Water (1947) *previous version reorchestrated in 1993

立ち上がり:お。これは今まで経験したことのない感じです。爽やかなんですがかなり複雑な香り。良い感じです 昼:この手の香りのものにありがちですが減衰は早い。しかしまだ残り香が良いです。ジンジャーっぽい感じが出てきました 15時位:爽やかさは背景…

Cristalle eau de toilette (1974)

立ち上がり:これも不思議な香り。グリーン系の香りなんですが薬草っぽい匂いがかなり独特。面白いけど難しそう 昼:この手の香りの宿命か減衰早いですね。でも柑橘系の香りが強くなってきたような気がします 15時位:微かな香りですが 複雑な香りが残ってま…

Eau de Rochas (1970)

A Gentleman takes Polaroids chapter twenty : Fresh Gentleman 立ち上がり:懐かしい爽やかさです。ライム系の背後に薄くムスク系の香りが隠れているか?ちょっと時代ががった(90年代風)感じがします 昼:あっという間に微かな香りになってきましたがベ…

Crepe de Chine (1925), F.Millot & the other side of Jean Desprez

Crepe de Chine / F.Millot (1925) 30年以上前の香水の本だと必ず登場してきた伝説のブランド、エフミロの代表作、クレープデシンです。今回ご紹介するブランドの中では、唯一40年近く前に消滅し、潰れたままの会社です。なのに、なぜこのエフミロという会社…

Gardenia / Le Numero Cinq (1925)

Cabaret LPT vol.6 "The Time Travellers 2" に登場した1925年発売の香りで、LPTではまだご紹介していなかった作品をテーマ別にご紹介します。香りの解説というよりは、発売や時代背景的な内容が多くなりますが、キャバレーにご参加になった気分でお読みいた…

Cuir de Russie (1924), Les Exclusifs de Chanel EDT

立ち上がり:おお…これ高そうな香りだ。最初からレザー系の香りが強めで背景に柑橘系が少し控えてる感じ 昼:この香りがロシアの革なのか レザー系の香りですが非常に上品な香り 15時位:持久力もあり、この時間でもかなり香ります 夕方:香りは薄れてきてま…

Brut (1964)

A Gentleman takes Polaroids chapter fifteen : Gentleman's cheap thrills 1 立ち上がり: うは!学生の時何の気の迷いかコンビニで買った安香水の香り思い出す。やっすくてキツい匂いだ 昼: こういうのに限って持続力強いんだよな。朝とあんまり変わらな…

London Calling part 1 : Magical Mystery Tour with The Brookes 2

公共交通機関使い倒し!天下無敵の「グロスミス・カード」で行く、グロスミスゆかりの地ローラー探訪(後編) ルート⑤パターノスタースクエア/ニューゲート・ストリート この一角にかつて社屋を構えていたグロスミス社 いよいよ、グロスミス社が19世紀居を構え…

London Calling part 1 : Magical Mystery Tour with The Brookes 1

公共交通機関使い倒し!天下無敵の「グロスミス・カード」で行く、グロスミスゆかりの地ローラー探訪(前編) マジカル・ミステリー・ツアーのルート ホテル - Cafe Deco(打合せ) - (バス24番) -【ウエストミンスター編】 ウエストミンスタースクール - フェリ…

Gucci pour homme (1976)

立ち上がり:これはまた懐かしい感じの香り、70年代を感じさせます。スパイシーでスモーク系の香り漂う オフィスの机に煙草盆があった時代の香りだ。 昼:香りの印象変わらず。今回の中では持ちが良い感じ 15時位:ややスパイシー系の香りが強くなってきたか…

Equipage (1970)

A Gentleman takes Polaroids chapter fourteen : Pizzazz Gentleman 立ち上がり: これは・・・・類似のものが見当たらない不思議な香り スパイシーで木の感じするけどなんとも言えない。ちょっとケミカルな感じもします 昼: 不思議な香りの印象は残るが大…

Grossmith, where to buy & the Greatest prize corner ever !

8日間に及ぶ入魂のグロスミス特集、お楽しみいただけたでしょうか。不思議な縁をたどり復興したグロスミスですが、LPTとの縁も相当数奇な話です。 勘違いから始まったご縁とはいえ、交渉の値打ちもない弱小ブロガーだと素性がわかりながらも、ロンドンから遠…

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