La Parfumerie Tanu

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Cabaret LPT vol.11 review

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令和初のリアルイベント「Cabaret LPT vol.11 : Jean Patou | Voice of Nothing」を、粛々と、しかし盛大に修めさせていただきましたことを読者の皆様にご報告いたします。前回のキャバレー(Cabaret LPT vol.10:I'm a Stranger in Arab, 2019年2月23日開催)時には「本年のキャバレーは今回が最初で最後。つまり平成最後にして次回開催は2020年、オリンピックイヤーに再開となります」とお伝えした舌の根も乾かぬうちに、やってしまいました、しかも今回はキャバレー史上初の前後編、80分x2セッション、合計160分というインド映画も真っ青の長丁場での開催でした。

きっかけは、ジャン・パトゥのLVMH買収からファッション部門・パトゥのリローンチによる、ジャン・パトゥ香水部門消滅を受け、LPT読者のつぶやき「ふざけんな」の5文字で、積年の思いが噴出し、なんとしても再生パトゥ始動前にジャン・パトゥ弔合戦をしなければ、と10余年にわたり店主タヌ自らがコレクションしていたジャン・パトゥのヴィンテージから21世紀の復刻シリーズまで一堂に集結、戦前編と戦後編に分け、パフューマリーとしてのジャン・パトゥ、約90年の歴史を総括する追悼キャバレーとなりました。

満員御礼の会場は、なんと全員戦前編・戦後編通し参加。最大の関所、別室の受付を通過して無事会場に入ればテーブルの上には圧巻のジャン・パトゥ、ファン垂涎のジャン・ケルレオ復刻コレクションであるマ・コレクシオンシリーズをはじめ、70年代を中心とするヴィンテージから、21世紀の再復刻シリーズ、コレクシオン・エリタージュ全9種を含む、5名の専属調香師がつないだパトゥ90年の歴史を物語る60本以上のボトルと、2本の赤いバラが手向けに添えられ、そこにいるだけでかぐわしい絵巻の一部に溶け込んだようでした。オープニングビデオと異形のBGM、そして計160分間、ジャン・パトゥについて一人の人間が延々話し続けるという、ある意味我慢大会に近い、キャバレー史上もっとも体力勝負のハードコアイベントとなりました。 

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Cabaret LPT vol.11 / Jean Patou : Voice of Nothing session one | prewar【戦前編】

Index

1 Amour Amour (1925) EDT Henri Alméras, Ma Collection version

2 Doux Amours (2014) EDP Thomas Fontaine, Collection Heritage version *

3 Que Sais-Je ? (1925) EDT Henri Alméras, Ma Collection version

4 Que Sais-Je ? (2014) EDP Thomas Fontaine, Collection Heritage version *

5 Adieu Sagesse (1925) EDT Henri Alméras, Ma Collection version

6 Adieu Sagesse (2014) EDP Thomas Fontaine, Collection Heritage version *

7 Chaldée (1927) P Henri Alméras, Ma Collection version

8 Chaldée (2013) EDP Thomas Fontaine, Collection Heritage version

9 Moment Suprême (1929) EDT Henri Alméras, Ma Collection version

10 Joy de Jean Patou (1930) P Henri Alméras, original circa 1970s

11 Joy de Jean Patou (1930) EDT, SA Designer Fragrance version, after 2011

12 Divine Folie (1933) EDT Henri Alméras, Ma Collection version

13 Normandie (1935) EDT Henri Alméras, Ma Collection version

14 Vacances (1936/2014) EDP Thomas Fontaine, Collection Heritage version *

15 Colony (1938) EDT Henri Alméras, Ma Collection version

16 Colony (2014) EDP Thomas Fontaine, Collection Heritage version

* = tester

 
Cabaret LPT vol.11 / Jean Patou : Voice of Nothing session two | postwar【戦後編】


Index

1 L'Heure Attendue (1946) EDT Henri Alméras, Ma Collection version

2 L'Heure Attendue (2014) EDP Thomas Fontaine, Collection Heritage version

3 Eau de Joy (1955) Henri Giboulet, original circa 1970s

4 Câline (1964) P Henri Giboulet, original circa 1970s

5 1000 (1972) P Jean Kerleo, original circa 1970s

6 1000 (1972) EDP Jean Kerleo, SA Designer Fragrance version, after 2011

7 Eau de Patou (1976) EDT Jean Kerleo, original 1992 batch

8 Eau de Patou (2013) EDT Thomas Fontaine, Collection Heritage version *

9 Patou pour Homme (1980) EDT Jean Kerleo, original circa after 1980s

10 Patou pour Homme (2013) EDT Thomas Fontaine, Collection Heritage version *

11 Ma Liberté (1987) EDT Jean Kerleo, original circa after 1990s

12 Sublime (1992) EDP Jean Kerleo, SA Designer Fragrance version, after 2011

13 Voyageur (1994) EDT Jean Kerleo, original circa 1990s

14 Patou For Ever (1998) P Jean Kerleo, limited version in 1998 *

15 Siras des Indes (2006) EDP Jean-Michel Duriez

16 Joy Forever (2013) EDP Thomas Fontaine *

* = tester

今回は既出のジャン・パトゥ記事をベースにご紹介しましたが、ブランド創業から消滅までの歴史や、日本における輸入代理店の変遷など、多角的に総括。またブログ未収の香りや、最新の復刻と80年代の復刻の比較など、弔合戦以上に歴史的価値の高いキャバレーとなりました。過去記事を再構成しながら大部分は書き下ろしになりましたので、近日中に追ってご紹介いたします。

【LPT directにて香りのサンプルをご購入いただけます】

期間および数量限定で、ご希望の多かったCabaret LPT vol.11でご紹介した香りのサンプルを頒布いたします。キャバレーLPT参加者記念品と同じ、選りすぐりの8作を収めたサンプラーパックを始め、戦前編・戦後編フルセット、お好きな香りを4種類選べるPick 4パック、ジャン・パトゥのパルファム作品だけを集めた9種セットなど、LPTのサンプラーとしては最も充実、しかもすべてジャン・パトゥ作品。今後ここまでジャン・パトゥを網羅したサンプルは他ではまず見当たりません。ブログ記事を読みながら香りもお試しになりたい方は、是非下記バナーからご覧ください。Pick 4パックにしかラインナップしていない香りもあるので要チェックです。お申込は9月13日(金)まで。

発送:9月中旬~下旬予定、全品予約販売です。

 


 

 

 

 

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