フランスのグラン・パルファン、キャロンが 1981年に発売した
フローラル・アルデヒドの代表作で、名香「ニュイ・ド・ノエル」の
現代版解釈とも言われています。
現在はオーデトワレのみ製造されています。
「小夜曲」の名を持つこの香りは、夜の帳があく頃の深淵な華やかさを
湛える一方で、ディユースにもふさわしい香りとキャロンHPでは位置づけ
られています。ベースにサンダルウッド、ベチバー、ムスクが効いています
ので、ミドル以降は甘く静かに香ります。
微妙に大柄系の要素を持ち合わせているので、つけすぎると視界に
分厚い肩パッドが入ってくるような危険性もはらんでおり、既に
80年代香水の大柄化は始まっていた事を示唆する香りでもあります。
ニュイドノエルのライト版では決してありませんので、念のため。