立ち上がり:L'INSTANT DE GUERLAIN と印象は似てますがこちらの方がやや爽やかかな?むーでもやはり重い。カツ丼がカツサンドになったくらいの印象
昼:香りが薄くなってきたらまあまあ良い印象になってきました。ヴァニラみたいな香りが出てきました。
15時位:大分薄くなってきました。薄くなるごとに印象が良くなってくる珍しいパターン。
夕方:微かにムスクとウッディな香りが残ってます。今回の3種の中では一番良かった。とはいえ常用するかといえば私には合わないかなあ...
ポラロイドに映ったのは:本郷猛並に濃い顔だった奴が付き合いが深まるにつれV3レベルで日本人顔に見えてきた。慣れたのかな?(でもやはり暑苦しい)
Tanu's Tip :
安物買いのジェントルマン令和元年御用納め、ディープディスカウント品と「イギリスの空気」に続き、最終日の本日も元々安い「オープン価格」のインスパイア系をご紹介します。
実体はよくわからないけど、値頃な香水ブランドとしてはよく目にするフランク・オリヴィエ。ファッションデザイナーのフレグランスブランドで、親会社はSodipというフランスの化粧品会社ですが、ウェブサイトが何らかのトラブルを抱えているのか、会社に何かあったのか、調べてもさっぱり事情が分かりません。昨年斜め読みした会社概要では、このフランク・オリヴィエのフレグランスが屋台骨のようで、中でも今回ご紹介するウード・タッチは、メゾン・クリスチャン・ディオールのウード・イスパハンのインスパイア系として高評価の売れ筋です。定価はあってないようなもので、実売価格はEDP100mlがUS$20前後と、昨日登場したランスタン・ド・ゲランプールオムの半額。ウードイスパハンに至っては、125mlが国内価格¥26,000+税ですから、1/10にも至りません。それじゃ香りも半分、1/10かというと、これがそうでもありません。
ウード・タッチは、ウードの冠がついているからウードが入っているかというと、あくまでウードのタッチを再現しているだけでウードは使用されていません。絶対入っていないと思います。香水だから、無果汁の清涼飲料水のように「ウード香料使用」もなくて、寄木細工でウードを「感じる」、それがウード「タッチ」です。おまけに香調を見ると主軸はフランキンセンスだそうですが、これも違うと思います。香りのイメージを一番よく表現しているのが、このボトルデザインとロゴマーク。


しかしポラロイドに映ったのは、同世代の読者ならわかるかな、いや最近のLPTは若い人も結構読んでくれているから、わからないかもしれないけれど、仮面ライダーの初代と3代目の変身前比較。左が初代ライダー、本郷猛(藤岡弘)、右がV3の風見志郎(宮内洋)。ちなみにこの二人は劇中大学の先輩後輩という設定ですが、どっちにしても70年代の青年って令和のトレンドから行くと超濃ゆい。濃ゆいというより、暑苦しいといった方がいいのかな。それだけ人間の生命力が、今より強かったのかも。どちらも、泥を喰わされても絶対死なない顔をしています。選んだ私の名誉にかけて言いますが、ウード・タッチは、この二人よりは暑苦しくありません!お勧めです!