フランスのグラン・パルファン、キャロンの代表作で、
「岩間に咲く花」をイメージして作られた、フルール・ド・
ロカイユの1993年リニューアル版EDTです。
正式名称はFleur de rocailleとなっており、キャロンの公式
ホームページでもクラシック版として復刻されたFleurs de
Rocailleとは全く違う作品として紹介されています。
リニューアル後のロカイユは、つけると自分も回りも元気になるような、
明るいフローラルブーケ。キャロンでは「ロカイユの伝説をそのままに、
80年代を駆け抜けた新しい女性へ捧ぐ」と称されています。
本年9月、輸入代理店フォルテが銀座三越にキャロンを再上陸
させましたが、カウンターで一番問い合わせが多いのが現在は
まだ取り扱いのないこの新ロカイユだそうで、カネボウ時代から愛用し、
今も探しているのに、再上陸時にやってきたのは旧ロカイユだった、
ぜんぜん違うし、古臭い!とがっかりされている方が多くて…と
販売員さんが話していましたが、旧ロカイユの香調こそキャロン
トーンであり、ここでがっかりされてしまって、今後どう日本で
展開していくのだろう、と疑問に思いました。
ちなみに、銀座三越で一番売れているのはレディ・キャロンだそうで
レディ・キャロンはこの新ロカイユをより大人っぽく仕上げた様な
フローラルなので、欧米ではさっぱりでも、日本人受けするのかも
しれません。