戦後、一貫して女性の優しさを香りで表現し続けたパルファン・ニナリッチが、
戦後から20世紀中盤を代表する香り:クールジョワ(1946)、レールデュタン(1948)、
フィーユディヴ(1952)、カプリッチ(1961)、ファルーシュ(1974)を「プレステージ・
コレクション」としてラリックボトルにて再発しました。
こちらはその中からレールデュタンの作者でもあるフランソワ・ファブロン後期の
作品にあたるフローラル・アルデヒドの逸品、カプリッチのパルファムです。
ニナ・リッチの理想とする女性像そのもののような優しい香りのカプリッチは、
ローズとジャスミンがアルデヒドのきりっとしたリフトに乗ってそこはかとなく
香る典型的なファブロンスタイルのパウダリックなフローラル・アルデヒドです。
元来この香りはパルファムでも香り立ちと持続が弱いのが難点で、復刻版でも
忠実なまでに2,3時間ではかなく消え入りますので、カプリッチは是非手首や
うなじ、耳の裏など、上半身の露出した場所に堂々ととおつけ下さい。
プレステージ・コレクション復刻版ラリックボトル
15mlサイズパルファム
ニードルでの刻印入り