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La Parfumerie Tanu

The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes

Habit Rouge (1965) edt / A Gentleman takes Polaroids chapter three:A Gentleman in Autumn

立ち上がり:甘くてやや粉っぽい香り 家にある良く使う香水の甘さを増したような感じ

昼:粉っぽさはほぼ抜ける、微かに甘い香りが残る

15時位:ほぼ抜ける。座った時に少し香る位。

夕方:既に無臭。汗に流れたか

ポラロイドに映ったのは: 三毛猫のお腹
 
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Tanu's tip:
  シャワー後素肌に香りをまとい、着衣後と一息ついた1時間後の感想を綴るはずのジェントルマンコーナーですが、どうもジェントルマンにはその微細な変化をつかみづらいのか、その時間は無心に通勤→職務に勤しんでいるのか、つけた瞬間の次はいきなり昼間の感想が飛び出します。そういうわけで、第3回連載よりルールを一部変え、香りの印象は1)立ち上がり(つけた直後)2)昼(第2回までは5時間経過) 3)15時位(新登場)4)夕方(第2回までは10時間経過)、の4段階でお届けいたします。
さて、ジャンポール・ゲラン調香、レディスの愛用者も多いアビルージュには、メンズフレグランスには珍しくオードトワレとオードパルファムの2濃度あり、今回は最初に発売されたオードトワレをご紹介。「家にある良く使う香水」というのは、第2回でご紹介したベチバー(ゲラン)、ムッシュー・バルマン、メタルの他に、インフュージョン・オム(プラダ、2008)がありますが、たぶんインフュージョン・オムのベースノートに流れるパウダリーな樹脂系の甘さをアビルージュのアンバーバニラの中に感じるのだと思います。ゲランカウンターでは、ベチバーの愛用者に「次に薦める1本」として定番なのだそうですが、確かにキュートなベルガモットシトラスに始まり、男然としたウッディレザーにローズやカーネーション、アンバーバニラといったフェミニンな要素を感じるアビルージュは、ベチバーの持つドライな中にもしっとり漂うクラシックな甘さを増幅し、 ベチバー愛好家にはアクセスしやすいのは勿論、パートナーの女性が拝借しても自然に彼女の香りになる、意図せずして誕生したユニセックスフレグランスと言えましょう。オードトワレ版アビルージュは持続という点では若干弱含みですが、散りざまが美しいとも言い換えられます。機会があれば、EDP版もジェントルマンに頼んでポラロイドに映してもらいましょう。それにしても何故三毛猫のお腹がポラロイドに?そういえば、乾いた猫のお腹って、ちょっと甘くて粉っぽい匂いがしますよね。