La Parfumerie Tanu

- We are a non-stop Olfactory Amphitheatre -

- The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes -

無断転載禁止

Meet Puredistance in Japan 2019 review

f:id:Tanu_LPT:20190530132418j:image

ピュアディスタンス創業者、ヤン・エワウト・フォス社長とピュアディスタンスジャパン担当、イリス・フォスさんがオランダより来日し、これまでピュアディスタンスジャパンにてご購入いただいたお客様を中心にご招待した非公開イベント「Meet Puredistance in Japan : Tokyo evening session / Osaka afternoon session」を開催しました。既にご存知の方も多いと思いますが、店主タヌは縁あって2018年1月より日本サイト、ピュアディスタンスジャパンe-storeの運営担当および国内SNS向け公式日本アカウントを委任されておりますが、今般のイベント司会として抜擢を受け、ピュアディスタンスご一行様と東阪をお供させていただきましたので、同行レポートを報告いたします。
 
ここ日本では、香水の輸入販売は厳しい薬機法の管轄下におかれ、基本的に輸入代理店または並行輸入業者を通し国内で在庫販売されておりますが、ピュアディスタンスのように未だ輸入代理店を持たないブランドが、国内ウェブストアを開設し、来日プロモーションイベントを主催するという事は極めて稀なことで、今回の来日が一足飛びに実現したわけではないという事を理解するために、まずは、今回のイベント開催が、どのような経緯で実現したか、時系列で追ってみたいと思います。
 
2017年4月29日 Cabaret LPT vol.5「Puredistance on tour Tokyo」開催
ピュアディスタンスチーム、ネラ・タミステさんとイリス・フォスさんが来日、キャバレー参加 

2017年6月~12月 La Parfumerie Tanu e-store現在は株式会社ヒロミチが運営)にて、ピュアディスタンス製品を個人輸入代行業務の一環として国内販売。2017年12月末、翌年のピュアディスタンスジャパン開設に合わせ取扱終了

 
2017年8月~2018年10月 LPT読者とピュアディスタンスファンの集い、Meet LPT & Puredistance開催(東京:計5回、大阪:1回)
 
(オランダ担当:イリス・フォス、日本担当:畠山)
 
2019年1月1日 ピュアディスタンスジャパン、アエノータス年賀郵便発送。社長年賀状、アエノータス・ポストカード(全11種)、アエノータスの試香用ムエットを約300通発送
 
2019年2月15日~ アエノータス、3月の世界発売に向けて日本限定販売品を含む先行予約開始
 
2019年3月1日 アエノータス、世界発売開始
 
2019年5月15日~21日 ヤン・エワウト・フォス社長、イリス・フォスさん来日
 
2019年5月17日 Meet Puredistance Tokyo evening session 開催(プルマン東京田町)
 
2019年5月18日 Meet Puredistance Osaka afternoon session 開催(Jeudi Cafe)
 
 
Day 1 : Meet Puredistance Tokyo evening session
 
今回のイベントのSNSやブログなどにご自身で発信されている方も多くご参加いただき、開催後の反響は予想を大きく上回りました。中でも「このためにブログを立ち上げた」香水手帖さんによる東京イベントレポートは、圧巻の一言です。他にもう何もお伝えする事がないので、香水手帖さんに了解をいただき、記事をシェアさせていただきます。 

 《東京会場での一コマ》 

f:id:Tanu_LPT:20190530133428j:plain
f:id:Tanu_LPT:20190530133357j:plain
f:id:Tanu_LPT:20190530133403j:plain
イベント企画立上げから当日のサポートまでまさに「神対応」だったプルマン東京田町。会場サービスで設置してくれたデジタルサイネージ(左)、設営中のイリスさん(中央)、参加者の前へ登場する瞬間のフォス社長、アエノータス色のジャケットでキメッキメ
f:id:Tanu_LPT:20190524121322j:plain
f:id:Tanu_LPT:20190524121250j:plain
f:id:Tanu_LPT:20190524121257j:plain
(左)トークイベント中の会場。隣のグリーティングルームとはスライドドアでクローズドな空間を演出 (中央)社長のトークに引き込まれる参加者 (右)グリーティングタイムにて
f:id:Tanu_LPT:20190530133348j:plain
f:id:Tanu_LPT:20190530133415j:plain
f:id:Tanu_LPT:20190530133421j:plain
(左)グリーティングタイムでは、ジェントルマンがチェキでポラロイドサービス!(中央)アイドルイベント張りのフォトセッションに応じまくりのフォス社長 ある意味スターなのは間違いない (右)社長から参加者へのプレゼント、その名もSurprise Box
f:id:Tanu_LPT:20190524121214j:plain
f:id:Tanu_LPT:20190524121208j:plain
f:id:Tanu_LPT:20190524120606j:plain
(左)チェキ大人気、サイン待ち行列も発生 (中央)手ずからプレゼント品を謹呈するフォス社長。プレオーダー品にはすべて直筆サイン入 (右)うやうやしく頭を下げる受付担当のハン1さん(右端)はイベント開催中、野次馬観光客が勝手に飲食したり場内進入しないよう結界する、大事な関所として大活躍

当初90分だったイベントを社長の希望で30分延長となったプルマン会場、突然の変更にも臨機応変にご対応くださり、参加者はもちろんスタッフ全員への目配りはまさにプロの仕事としか言いようがありませんでした。社長降臨としては初の国内イベントであるTokyo evening sessionは、こうして大成功に終わりました。

プルマンの興奮冷めやらぬ中、もう翌朝には新幹線で一路大阪へ向かい、次なるイベント、Osaka afternoon sessionを開催しました。
 

Day 2 :Meet Puredistance Osaka afternoon session
 
日本第2の都市、大阪。東京よりもむしろラグジュアリーなものに敏感で、東京におけるフレグランスの本丸が新宿伊勢丹なら、大阪に鎮座するのは阪急うめだ本店。最近では東京をスルーして阪急うめだ本店限定販売の香水も多く、必ず完売しています。そんな大阪での開催は、東京とは趣が異なり、街中のカフェを貸し切り、参加者10名というこじんまりとした空間で、よりインティメイトな時間を共有する、ピュアディスタンスが透徹したラグジュアリー感と併せ持つもう一つの顔、メイドバイハンド-人のぬくもりーをフィーチャーしたイベントになりました。基本的な進行は東京と同じで、社長の解説を聞きながら、映像と音楽で9つの香りを五感で感じていただいた後は、事前にフォス社長自ら壁に貼り付けたポストカードを参加者にピックアップしてもらい、撮影の裏話やひとつひとつのカードにこめられた社長の思いを熱く語っていただきました。「何か私に聞きたいことがあったら、なんでも聞いてください」と話しかけると、次々に質問が飛び交いました。中でも印象的だったのは「ピュアディスタンスを創業する前は、どのようなお仕事をされていたんですか」という質問に対し「私は昔から子供が大好きだった。そしてテニスは、プロを目指していた位熱中していたから、そのふたつをかけ橋になるような仕事がしたくて、19歳の時、ヨーロッパの他の国でテニスやゴルフを子供たちと楽しむ、キッズスポーツツアーの企画会社を設立したんだ。その会社を売却した後は、デジタルフォトストックの会社、John Foxx Imagesを1993年に設立して、2000年まで運営していたが、これも売却した。そして2007年遂にピュアディスタンスを創業するわけだが、ピュアディスタンスを手放す気はない。生涯続けるつもりだ」初めて聞く話に、司会ながら聞き入ってしまいました。

後半は、社長と参加者のツーショットをひとりひとり、イリスさんはカメラで、私はジェントルマンから借用したチェキで撮影。どのポラロイド写真にも余さずサインをしてくれる社長を囲み、最後は全員で記念撮影。東京は叶わなかった集合写真は、少人数ならではのお楽しみとなりました。 

f:id:Tanu_LPT:20190530152828j:plain
f:id:Tanu_LPT:20190530152040j:plain
f:id:Tanu_LPT:20190530152034j:plain

(左)壁に貼られたポストカードを吟味中(中央)大阪の参加者10名中7名は、昨秋開催したMeet LPT & Puredistance in Osakaに来てくれた方々だった。ピュアディスタンスを通じて叶った再会に沸いた(右)熱く語るフォス社長。手前のディスプレィは今春ミラノの見本市で初登場した、セラミック製テイスティングセット。17.5mlボトルに香りを含んだセラミックスティックが装着、香りの持続は1か月間との事

f:id:Tanu_LPT:20190524115255j:plain
f:id:Tanu_LPT:20190524115242j:plain
f:id:Tanu_LPT:20190524115309j:plain
(左)階段の上でポスターとお客様をお待ちかね?のフォス社長 (中央)盛上ってます (右)超絶盛上ってます、勿論社長もお客様も。大阪会場では、何度「これにて終了します」と司会が声をかけても、場を去る方がいなかった。その位一体化していた。結局みんなで撤収作業をした


【来日こぼれ話】

 
大阪イベントは東京イベント終了の18時間後、移動時間は休憩タイム?
東京の夕べの興奮冷めやらぬ中、翌朝には新幹線で一路大阪へ向かったピュアディスタンスご一行。つまり、結構タイトスケジュール。宿泊先でもあったプルマン東京田町に集合後、JRで一駅の品川へ向かい、9:30発のぞみに乗車。この1便を逃すと、その後の大阪イベントに影響しまくるため、なんとしても乗り遅れ禁止!9時にはホテルを出ますよ!と念押ししたものの、あれ…?5分前になっても、ロビーに降りてこない…ど金持ち中国人家族連れ客でごった返すロビー、チェックアウトもあるのに、大丈夫?大丈夫??とだんだん血の気が引いてきた頃、ようやく登場。さすがは高級ホテル、前日にすべてチェックアウトを済ませておいたそうです。その辺は一言欲しいところですね!
無事予定の新幹線にも乗り、二人掛けの席をフォス親子分とタヌ&通訳分で2列前後に取り、私の横は新横浜から乗車する通訳さん用にあけておいたところ、
「いい機会だから、ゆっくり話そうじゃないか」!!
と、品川発車後当たり前のように社長が横に!通訳さんが新横浜から乗ってきても
ああ、君はイリスの横に座って」!!!
車中はイベント終了までの数少ない休憩時間、位にぼんやりしていた私の頭上にいきなりゴングが鳴り、なんと名古屋あたりまでエンドレストーク90分!話の内容はこれぞ「社長のファンタジー」。これからのピュアディスタンスについて、向こう数年間のヴィジョンをすべて話してくれました。一方で「両親は元気か」「お姉さん(ハン1)とご主人(ジェントルマン)には、昨日の東京イベントで色々とご尽力いただいたが、ほかにきょうだいはいるのか」「ふだんはどういう仕事をしているんだ」「何故3か月も休職を余儀なくされた大病をし、復職の翌月にはキャバレーを初開催、半年後にはオランダへ単身訪れ、ピュアディスタンスに会いに来たのか」「LPT e-storeを手放したそうだが、そもそもなぜウェブストアを始め、なぜ手放す事になったのか。それで時間的余裕はできたのか」そういえば、こういう人としてごく普通の話って、今まで何度か海外取材をしてきましたが、取材先のブランドや香水店へは、取材に伺うのであって、自分の個人的な話って特段聞かれない限りしませんよね?社長の質問に対し、扉全開で素直に答えている自分に驚きました。エキセントリックなようで、実はとても話しやすい。確かに、社長には何回も会っているけれど、こんなにゆっくり腹を割って、穏やかに楽しくお話する機会はありませんでした。社長の、人としての温かさが、ピュアディスタンスの香りには確かに流れている気がします。今回のイベントを通し、一番の思い出になりました。
 
抹茶、マッチャ、Matcha
一昨年の初来日時、日本の味にすっかり心酔したイリスさん。中でも抹茶とお好み焼きは彼女にとって2大フェバリットとなりました。特に抹茶は自宅でも毎日茶筅で点てて飲んでいるとか。西欧圏で抹茶味のキットカットが発売されるなどブレイク中の抹茶、オランダでも抹茶ラテ店が都市部に次々オープンするなど、日本におけるタピオカミルクティーの勢いで人気沸騰中で、抹茶自体も手に入りますが、日本の抹茶と違い「多分ただの緑茶を粉にしただけで、日本の抹茶とは全く別物(イリスさん談)」だそうで、今回の来日では「ホンモノの抹茶、大量購入」が彼女の一大ミッション。来日翌朝早々にホテルを飛び出し渋谷へ直行。開店と同時に渋谷西武の一保堂に転がり込んで抹茶を買い込んだそうです。お好み焼きは「上に乗せるかつお節が、お好み焼きの上でハラヒラ踊る様子が好き♡」と、梅田のお好み焼き店、ゆかりでは、焼きたてのお好み焼きに口の水分を奪われそうなくらいかつお節をかけていました。もし今度日本でイリスさんに会う機会があったら、是非抹茶をプレゼントしてあげてください。泣いて喜ぶと思います。
 
社長、日本の味に玉砕
いっぽう、今回が人生で3度目の来日だったフォス社長。とはいえ25年前、デジタルフォトストック会社の経営者として来日して以来なので、今回は東京だけでなく大阪や京都へも初めて足を運ぶ事になり、本当に楽しみだったそう。ただ和食に関しては…プルマン東京の朝食では納豆に玉砕「『二度と食べない』って言ってたよ!」(イリスさん談)、本場京都でお点前を頂いたら「『にがっ』だって。抹茶も苦すぎてハードル高かったみたい。あんなに美味しいのに」(同談)まあ、納豆と抹茶よりおいしい物はもっと沢山日本にあるので、それは次回のお楽しみ?!そんな社長、奥様への日本土産はかっぱ橋で買った食品サンプルだそう。「高かったんだぞ!」と自慢げに言うので「あれは、陽ざらしにすると色が抜けて流出するので、窓際には飾らない方がいいですよ。東京の古い中華料理屋で、メニュー棚で埃かぶったチャーハンが液状化して八角皿からしたたっているのを散見します」と言ったら、案外ビビってました。
 
社長、お洒落な参加者に大騒ぎ&突然のパーソナル・コンサルテーション
大阪の会場は、路面側をガラス張りにリノベした倉庫を利用した2階建てのカフェで、1階は半分吹き抜けになっており、ピュアディスタンスが貸切使用した2階のフロアからは、1階と外の往来が丸見え。セッティング終了後、一息ついた頃にはもう会場時間で、カフェの1階玄関で参加者の一人に誘導係をお願いしたのですが、手際よく受付しながら2階へ誘導する中、突然社長が2階から玄関を指さし私を呼んで「見て見て!すごい人が来た!銀のパンプスはいてるよ!なんておしゃれなんだ!」と大はしゃぎ。もしや…と思い、固唾を飲んでその女性が入店するのを待つと、それはCabaret LPTにも各回参加してくれたLPT読者のKさんでした!銀のパンプスにパンツスーツのいでだちでご参加のKさんに、社長は釘付け。しかもKさん、グリーティングタイム時に社長をロックオン。
「タヌさん…お願いがあるんですけど」なんでしょう?「私、ホワイトを持っているんですけど、次何買おうか、決められませんでして…アエノータス、オパルドゥ、アントニア、3本まで絞ってきたんですが、社長さんに、私にはどれがよろしいか、聞いてくださいませんか?!」
いきなり通訳役を仰せつかり、…という事なんですが、なんか選んで差し上げてください、と尋ねると
社長「私は、君が1階から会場へ入ってくる様子を、上からつぶさに見ていた。君は、スターのような華やかさがあるな!そして、アントニアは、私の母をモデルにした香りだが、私の母は、非常に強い女性で、私はここよ!という圧倒的な存在感があった。君にもある。だからアントニアはどうかな」
Kさん「わかりました!!」
いやあ、社長自らのパーソナル・コンサルテーションの威力は甚大で、この数時間後、日本サイトにアントニア60mlの注文が入りました。どっとはらい。
 
ここで、ピュアディスタンスジャパンより嬉しいお知らせです!
 

f:id:Tanu_LPT:20190602123824j:plain

今回の来日イベントを記念して、東京・大阪両会場のトークセッション中に配布された、香りを象徴するイラストが施された試香用ムエット全9種と、ホワイトまたはブラックの選べる5mlパーススプレーをセットにした「ilustrated card blotters & 5ml purse spray set(写真左)」を、抽選で5名様にプレゼント!ピュアディスタンス未体験の方、サンプル等で幾つか香りは知っているけれど、コンプリートした事のない方、是非この機会に下記バナーからご応募ください。
 
【ご注意】
1)ご応募の際、備考欄にコメントをお願いいたします。コメントが未記入の方は、勝手ながら抽選対象外(無効)とさせていただき、都度「応募キャンセル」のご案内を送付させていただきます。
※「コメント」とは、オランダ直送分ご注文の際に必要な発送先の英語住所ではなく、今回の記事に関するご感想や、ピュアディスタンスへついてお聞かせいただきたい、という意味です。よろしくご理解の程お願いいたします。
2)お一人様1回のご応募を有効とし、複数のお申込みは無効とさせていただき1)と同様のご案内を差し上げます。
3)当選の発表は、発送をもって代えさせていただきます。
 
 
応募締切:2019年6月15日
発送:6月下旬予定


contact to LPT