最近ではありそうでなかなかない「女性=純潔」という理想を香りに
したような、とろけるような甘さと突き放した清涼感が同居した、
一種独特な浮遊感のあるホワイト・フローラルで、調香は当時の専属
調香師、ニコラ・マムナスです。
既に廃盤となったリニューアル版ルミエール(2000)とは全く別物で、
リニューアルの際あまりの違いにがっかりした方も多いはず。
キャシャレルのアナイス・アナイス(1979)あたりと同路線ですが、
アナイスといいルミエールといい、昨今流行の軽口フローラルと比べると、
案外にドライで芯があるのも特徴です。