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La Parfumerie Tanu

The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes

Habit Rouge EDP (2003)

A Gentleman takes Polaroids chapter nine : Gentleman in Spring
 
立ち上がり:爽やかでシトラス系の香り、微かにレザー系も混じってるのが男向けを感じる。甘い匂いも隠れてる・・・・この段階では
 
昼:甘さが前面に出てくる。腹出たオッサンには似合わないー。自分が20代で上司がこんな香りさせててハゲデブだったら「何こいつ?変態?」と思いそう。社内の目が怖い・・・・
 
15時位:甘さそのまま、粉っぽい雰囲気も表面化。ますますつけてる実態との乖離が進行。
 
夕方:甘い香りがおさまってきたが粉っぽい香りは持続。というか前面に出てきた。
 
ポラロイドに映ったのは:女装するクマ先生(マカロニほうれん荘)
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Tanu's Tip :
 
三寒四温の春にとってふさわしい香り、それはしっかりボディがありながら、表層に爽やかな風が流れているような、お菓子で言ったら上が寒天で下があんこ、みたいな「二層構造」のマグマとマントルになっているのが、肌の近くでは体を温め、鼻のそばでは爽やかに…なんて都合のいい香りなんてあるの?あるんです。まあ、それって裏を返せば「原料が混然一体となっていない」「ちょっと本体から幽体離脱」ともいえるんですが、着け心地が良ければいいじゃないですか。
 
2003年、新たにラインナップされたゲランのメンズ・クラシック、アビルージュのオードパルファムも、オリジナル版EDTの作者ジャンポール・ゲランが手掛けており、奥にはしっかり甘いゲルリナーデがあるうえで、立ち上がってくるのは同じくゲランのベチバー(1961)をルーツにしたドライなシトラスレザーで「秋のジェントルマン」でご紹介したオリジナルのオードトワレ版よりゲルリナーデの積載量が多い分、ほんのちょっと二層構造化している気がします。EDTよりぐっとアンバーバニラ感が濃厚で、そこがジェントルマンのいう「粉っぽい雰囲気」なんですが、より女性向けになっています。実際、私がつけても「こ、これはいい…」と、今般の女性向け香水では味わえない心地よいクラシック香水の旋律に快く身をゆだねることができまして、決してつけた瞬間男性ホルモンが活性化し、鼻の下にヒゲが生えたり頭頂が薄くなったような気分にはならず、正直申し上げて昨今ゲランが大3枚とか4枚で売ってるようなものや、有名女優のふんどしで世界市場(特に米)への飛躍を狙う新製品を買うのなら、LPTファンはこの辺りをきりりとつけこなして欲しい所です。ちなみにアビルージュのEDPは日本未発売ですが、海外通販や並行輸入品で普通に100mlボトルが大1枚でおつりにて入手可能です。ジェントルマン曰く「アビルージュなら、男性にはEDTをお奨めします」との事、ではご婦人はEDPを選んで、完全なるペアフレグランスとして麗しい春をお過ごしください。え、1本をシェアしたい?それなら私としては殿方にはちょっと女装な気分も味わっていただけるEDPがお奨めです。ノー?ワンスモア、ノォ~ッ!!
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 f:id:Tanu_LPT:20170326095119j:image参考:クマ先生の女装(マカロニほうれん荘) 全然似てませんが、まあ路線的にはこんな感じです