La Parfumerie Tanu

- The Olfactory Amphitheatre -

- The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes -

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La Rose Jacqueminot(1904)

近代香水王、フランソワ・コティが1904年に発表した最初の香り、ラ・ローズ・
ジャックミノです。近代の香水史上、最も重要な香りの一つです。
コティはこのラ・ローズ・ジャックミノの成功で次々に名香を輩出、後に続く
「ロリガン(1905)」
エメロード(1921)」「レーマン(1927)」もフランソワ・コティの調香です。

ローズを基調にほんのりとしたアンバームスクがベースを支え、現在でも充分
通用するクラシックな中にも普遍的な親しみやすさに溢れた、スイートなフローラルです。
現行品の中では、キャロンの「ノクチューン(1981)」を髣髴とさせます。

こちらは1961年からコティの親会社であるファイザーの記載があり、また80年代後半に
再発されたもののようですので、発売後20年程度の経過ではないかと思われます。
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