La Parfumerie Tanu

The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes

Exclusive Lecture by Sachiko Hirata & Naoki Shimazaki

2017.9.11
香りの特別レクチャー・受講者募集!
パルファム編集長・平田幸子&調香師・島崎直樹によるダブルレクチャー開催
☆☆☆夜の部(18:30)店主タヌ参加決定!☆☆☆

 

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店主タヌ好評連載「忘れられない香り」掲載の香水専門誌、パルファム編集長にて、日本を代表する香水評論家、平田幸子先生とベテラン調香師・島崎直樹先生のダブルレクチャーが開催されます。

本年3月よりスタートした単発講義形式のレクチャーですが、第3回となる今回は、前半に平田先生による新作香水を中心とした分析を、後半に毎年新作を手掛ける現役調香師・島崎先生による香りの創作現場の紹介や、昨今の香りについて調香師の視点からリアルに考察。香水という嗅覚から五感全体に訴える「見えない芸術」を、「魅力を伝える」香水評論家と「魅力を創造する」調香師という、異なる角度にいながら思いを一つにするふたりのエキスパートがレクチャーします。

特に今回の特別レクチャーでは、正しく調香を学びプロフェッショナルとなった「本物」のベテラン調香師にお会いできる、またとないチャンスです。日本の調香師で、香水の調香まで行う現役の方はほとんどいらっしゃいません。

通常は、全12回修了のパルファム・コンシェルジュ講座など、シリーズ講義を行う平田先生ですが、今回は単発講義となりますので、まずは気軽に香りのレクチャーを受講してみてはいかがでしょうか。過去2回の参加者には、自己表現の更なる研鑽を目指す香水業界の方も散見するほど、密度の濃い内容となっています。

 

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日時 2017年9月11日(月)

時間 昼の部:14:00より 夜の部:18:30より(各部共通の内容です)

   ※各部とも楽しいティータイムがございます。

定員 各部定員10名様限定

場所 東京都渋谷区神宮前4-32-12ニューウェイブ原宿 8F

   JR山手線「原宿駅」下車 徒歩6分

   東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」下車 
   5番口より徒歩2分
   東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」下車 
   A2口より徒歩8分

参加費 12,000円(税込、資料込)

振込先 みずほ銀行玉川支店 普通 No.903596

    パルファム 平田秀子(ヒラタヒデコ)

 

香りのレクチャー講座 申込

 

≪LPT読者の皆様へ特別なお知らせ!≫

香りのレクチャー講座 夜の部に、店主タヌも一般受講!ご参加の際は、目をギラギラさせながら時折まとはずれな質問をする店主タヌを生暖かく見守ってください!

レクチャー詳細はこちら↓


 

Grossmith, where to buy & the Greatest prize corner ever !

8日間に及ぶ入魂のグロスミス特集、お楽しみいただけたでしょうか。不思議な縁をたどり復興したグロスミスですが、LPTとの縁も相当数奇な話です。 勘違いから始まったご縁とはいえ、交渉の値打ちもない弱小ブロガーだと素性がわかりながらも、ロンドンから遠路はるばる大量の資料とサンプルを持参し、記事掲載の為LPTに託して下さったエレナー・ブルックさんと、そのご長女エレナーさんを特使として遣わしたサイモン・ブルック社長、そして天国から道をつけて下さったグロスミス家の皆様へ、心から御礼申し上げます。

 
Grossmith, where to buy
 
グロスミス・ロンドン 取扱店一覧

世界に取扱店があるグロスミスですが、あいにく国際航空貨物の香水に対する規制が厳しくなる一方で、これまで日本発送対応していた香水店が次々に日本発送終了するか、送料を大幅に値上げしています。また、グロスミスはイギリスの取扱店に対してはイギリス国外への販売を許可していないため、日本のみならず諸外国の方も直接イギリスに行って買うしかありません。
上記理由により、日本に対する販路がかなり限られているグロスミスですが、幸いLPTお馴染みのリアンヌ・ティオ・パルファムは、数少ない日本発送OKのオンラインストアのひとつです。クラシック・コレクションの10mlパルファムが3点納められたコフレなど、他では見かけない希少なラインナップも見つかりますので、是非一度オンラインストアに足を運んで下さい。もちろんロッテルダムに実店舗もあります。なにより、日本でも手に取れる日が早く来るといいですね。
 
The Greatest Prizes Corner Ever !
LPT史上最強、メーカー謹呈・豪華プレゼントコーナー!
 
世界ではこれだけの話題となり、評価の高いグロスミスですが、日本ではまだ販路がないのと、海外においてもプロモーションは自社SNSでの地道な発信へとシフトし、メディアの取上げ方はひと段落しているため、お試しになったことがない読者も多いと思います。そこで、レビュー用に頂戴し、大事に使用した全製品のサンプルから、店主タヌがフルボトルを所有しているため手をつけずに保管していたシェメルネッシムのサンプルアトマイザーをはじめ、往時の代表的な広告を使用した、レトロなポストカードのセット、そして白眉はメーカー製ムエットを使用した「香りのカード」全9種を、読者の皆様にプレゼント!これであなたもディスカバー・グロスミス!

 

 
A賞:シェメルネッシムEDP 2mlサンプル&ハスノハナ・ポストカードセット 2名
LPTイチオシ、アラブで爆発的人気を誇るシェメルネッシムの香りを、メーカーサンプルでお試しを!さらには日本をイメージしたウォリック・ゴーブル画のハスノハナ、腰高ゲイシャガール広告がポストカードになって登場。いずれもプラウドリー・メイド・イン・イングランド!
 
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A賞 こちらのメーカーサンプルに、C賞でご紹介しているハスノハナのモノクロカード(下右)をセット!

 

B賞:グロスミス・ロンドン 香りつきカード全9種セット(OPP袋入) 2名
ーグロスミスの現行品すべてが試せる香りのカード。1枚1d以上の価値がある?!なんとグロスミス・ロンドン製ムエット使用。この香りのカードであなたもヴィクトリア朝時代の薬局にタイムスリップ!!
 
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グロスミス・ロンドンの香り、限定販売を除く全9種一挙登場!しかもメーカームエットで!!

 

C賞:クラシック・コレクション ポストカード5枚セット 3名
クラシック・コレクション3点の、発売当時の広告を美麗ポストカードにしたセット

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ヴィクトリア朝を代表する挿絵画家、ウォリック・ゴーブルが手がけたグロスミス社の広告を素敵なポストカードに。勿体なくて使えない?!

 

応募方法:下記「プレゼント申込」をクリックし、必要事項を記載のうえ、ご返信ください。(コメント欄では応募しないでください)応募者多数の場合は厳正なる抽選をもって当選者を決めさせていただきます。
 
応募締切:2017年8月20日(日)終日
当選発表:2017年8月21(月) 当ページ及び翌日のFacebookページ
発送:2017年8月末
  

グロスミス プレゼント申込

 

Appendix - J.Grossmith & Son Ltd. and Victorian / Edwardian era

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グロスミス社は、沢山の新聞や雑誌広告を残しており、広告にはたいがい製品のラインナップと価格が明記されているものですが、それが当時の物価ではどの程度のものだったのか、ましてや現在の通貨価値と比較するのは、かなり困難です。しかも、現在イギリスで流通している通貨、ポンド(£)と補助通貨のペンス(p)が適用された1971年2月15日のデシマル・デーより以前は、イギリスの貨幣制度は10進法ではないうえ、ポンドの補助通貨が3段階(シリング>ペンス>ファーリング)もあり、ちょっと当時の広告を見ただけでは、一体それが幾らなのかすら、我々日本人にはピンとこないのが当たり前です。
デシマル・デー以前のスターリング・ポンド:1ポンド(£)=20シリング(/またはs)=240ペンス(d)
(12ペンス(d)=1シリング(/またはs)、20シリング=1ポンド(£)
表記例/2ポンド14シリング5ペンス:£2 14s 5d
(デシマル・デー以後のスターリング・ポンド:1ポンド(£)=100ペンス(p))
デシマル・デー以前まで流通していた主な通貨表記例とその読び名
  • 1/2d=0.5ペンス、ヘイプニー
  • 1d=1ペンス、ワンペニー ※グロスミス製品で頻出
  • 3d=3ペンス、スリーペンス
  • 6d=6ペンス、シックスペンス ※グロスミス製品で頻出
  • 1/=1シリング、シリング
  • 2/=2シリング、フローリン
  • 2/6=2シリング6ペンス、ハーフクラウン ※グロスミス製品で頻出
  • 5/=5シリング、クラウン
  • 10/=10シリング、ハーフソヴリン(1937年廃止)
  • 20/=20シリング=1ポンド、ソヴリン(1937年廃止)
  • 40/=40シリング=2ポンド、ツーパウンド(1937年廃止)
  • 5£=5ポンド、ファイヴパウンド
そこで、19世紀末から20世紀初頭に掲載されたグロスミス社の広告や取扱店あて見積書に記載されている価格を、ちょうど同時代の時代設定で書かれたシャーロックホームズの一連の話に登場するレストランや消費財の物価と比較してみます。
(参考文献:シャーロック・ホームズと見るヴィクトリア朝英国の食卓と生活、関矢悦子著、原書房刊)
例1) 1897年、ヴィクトリアン・ブーケ広告

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ヴィクトリアン・ブーケは、大英帝国を築いたヴィクトリア女王の即位60周年を祝して1897年グロスミス社が謹製した香りですが、発売当時の広告では「大英帝国に咲く異国の花々を摘み作られし、類稀なる香りの集大成」ヴィクトリアン・ブーケの広告には「香水2/6から(2シリング6ペンス/ハーフ・クラウン)、サシェ6d(6ペンス/シックスペンス)」と書かれています。まずこの「2/6」「6d」で何のことやら…ですが、とりあえず上記通貨表記表から当時の通貨でいくらかはわかりました。さて、これがどの位の貨幣価値に相当するのか?
そこで、参考文献に登場する創業1828年の老舗高級レストランで、ローストビーフで有名なシンプソンズ で19世紀末に食べられた肉料理がメインのランチコースが、ヴィクトリアン・ブーケと同じハーフクラウン。現在のシンプソンズのランチメニューで3品(スターター、メイン、デザート)のコースが£32(≒4,700円、2017年7月現在の1ポンド≒147円)なので、ざっくり香水1本5,000円でおつり、というところでしょうか。
ただ、現代とは生活必需品も異なりますし、物の物価も違うはずで(例えば農作物でも昔は卵やバナナは高級品だった、という塩梅に)腹を満たすために最低限必要な額も違ってくるでしょう。そこで明日の食事にも困るような労働者家庭にとっての2/6は、どの位の食費を賄えた価値があったかも参考に見てみましょう。19世紀末の生活調査「貧乏研究」によると、ヴィクトリアン・ブーケが発売された当時の最も貧困度の高い家庭(夫婦+子供5人)の週給が17/6(17シリング6ペンス)、うち主婦の内職が週給2/6ですので、ヴィクトリアン・ブーケの一番安いサイズは主婦の内職1週間分に相当するのも、なかなかリアルな話です。確かに、専業主婦の内職で月2万円、週換算5千円…という感覚でしょうか、ちょっとそれでは手が届きません。でもヴィクトリアン・ブーケは香水だけではなく、この広告だとサシェ(タンス用匂い袋)が6d、6ペンスで売っています。当時6dで買えたものはキャベツなら3-4個位なので、ざっくり8-900円といった感じで、8-900円なら香水は手に届かないけれど、女王様の香りをタンスで衣服に移すことができるので、頑張ればたまのお給料日(当時のイギリスは週給制で毎週金曜日が給料日)にサシェ1個くらい買ってもばちは当たらなそうです。
例2) 1913年、シェメルネッシム広告

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1913年は第一次世界大戦が勃発する前年です。すでにこの頃には2代目オーナー&調香師、ジョン・リップスコム・グロスミスの代になり相応の年数が経ち、グロスミス・ロンドンが復刻したクラシック・コレクション3点もすべて発売済みで安定したヒットを飛ばしている時代です。クラシック・コレクションで一番年の若いシェメルネッシム(1906)が「アラブの香り」として雑誌の一面広告で登場、その中に数々のトータルラインが価格と合わせて掲載されています。
  • 香水 2/6, 4/6, 8/6 (≒4,700円、8,400円、16,000円)
  • ヘアローション 3/3 (≒6,000円)
  • トイレットウォーター(オードトワレ)3/(≒5,600円)
  • フェイスパウダー 1/ (≒1,800円)
  • デンティフリス(歯磨き粉) 1/(≒1,800円)
  • バスクリスタル(入浴剤)2/6、4/6(≒4,700円、8,400円)
  • 石鹸 6d、1/ 各サイズあり (≒900円、1,800円)
  • ブリリアンティーン(ポマード) 1/、1/9(≒1,800円、3,300円)
  • トイレットクリーム(肌用クリーム)ポット入り 1/9(≒3,300円)
  • サシェ(匂い袋)6d(≒900円)
  • カシュー(お口の匂い消しキャンディ)3d 箱入り(≒450円)
ものすごい充実したラインナップですね、シェメルネッシムの香り付き歯磨き粉はまだしもブレスケアって、口からシェメルネッシムの香り…うまいのかそれ?って感じですが、ロッテがバラの香りのガムを出していたような、そんな感じでしょうか。フェイスパウダーがあってタルカムパウダーがないのは充実したラインナップにしては不思議ですが、ポマードや歯磨き粉、ブレスケア的キャンディがあるところはグルーミング製品に強いイギリスのメーカーらしい点とも言えましょう。
ヴィクトリアン・ブーケ発売から16年後の1913年ですが、一番安い香水およびサシェの価格が同じなので、1)それほど物価は変わっていないのか、2)グロスミス側でスケールメリットが出て価格据え置きが実現したか、3)ステルス値上げで容量が減ったか、いずれかだと思いますが、まあ計算が楽な1)の線でいくとして、現在の日本円換算で行くと上記のようになります。入浴剤が香水と同じ価格帯なのは、容量の明記がないので断定はできませんが、当時イギリス人にとって入浴は毎日のことではなく、せいぜい1週間に1度だったので、そのうえ入浴剤なんて贅沢の極みだったのでしょう。 
例3) 1931年、取引店への見積書

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グロスミスは、1901年から25年の間に、3つのロイヤルワラントを賜りますが、これはその3つがそろった時代、1931年に使用された公式レターヘッドです。アレキサンドラ女王のワラント表記が、故人扱い(her late majesty)なので、紋章を見るとワラントしたご本人の生存確認ができるわけですが、一応グロスミス・ロンドンの公式ウェブサイトではワラント期間は1901-1925となっているものの、アレクサンドラ女王が1925年に逝去しても御威光が失効していないのが不思議です。逝去してなお御用達?イギリス以外の2王室のワラントも、どういう風に終了したかは不明です*。1931年といえば、2代目オーナー、ジョン・リップスコム・グロスミスも、その息子で3代目スタンリー・グロスミスも亡くなっており、時代の趨勢とともに経営の舵取りにも陰りが見え始めた時代です。
グロスミス社のレターヘッドにタイピングされたこの見積書は、本来はグロスミス・ロンドンとしては3つのロイヤルワラントを誇らしく紹介するため、資料画像の一つとして提供されているのですが、注目はレターヘッド後半の見積もり部分です。これは何の見積書かというと、今でいうところの「香りのムエット」つまり香り付きカードの見積書です。当時は、例1、2で紹介したトイレタリー製品すら手が届かない、つましい人々が数多くいたので、そういう方々のために1枚1ペンスでえええ~香りが楽しめる、香り付きカードを薬局などで販売し、買った人は本やノートなどに挟み、あるいはハンドバッグなどに入れ、開くたび、えええ~香りや…とつかの間の安息を得たのだと思います。また一方では、募金を募るため、寄付してくれた方へのプレゼントとして香り付きカードを配布した記録もあり、今でいうところの赤い羽根募金ならぬ香り付きカード募金とでも言いましょうか、表にはグロスミスのエキゾチックなお姉さんの絵、裏には活動団体や店舗名、双方ウィンウィンの広告にもなったわけです。 
「香り付きカード 各種アソート、片面印刷:
プールナナ、シェメルネッシム、チャン・イハン、オールド・コテージ・ラベンダー、ワイルド・ハニーサックル、スウィート・ブライア、ジャスミン
1,000枚:30/ (≒56,000円、@56円)500枚:16/(≒30,000円、@60円) 250枚:9/6(最低ロット、≒17,800円、@71.2円)
上記より、1枚1d(≒156円)で販売した場合、粗利益は1000枚:53/4(≒100,000円)、500枚:25/8(≒48,000円)、250枚:11/4(≒21,200円)となります。なお大多数の取引店様においては1枚2d(≒310円)で販売していることを鑑みまして、御社の利益はいかばかりか知れません -中略-包装枚数指定、連番印刷および裏面印刷は別途お見積りとなります:連番印刷代は1000枚あたり2/6(≒4,700円)、片面印刷のみでのお渡し不可」 
見積書では最低受注ロット及び一般小売価格に対しての粗利を計算し「こういうわけで、儲かりまっせ」的なアドバイス付きなんですが、問題は、この価格はあくまで基本価格であって、通常は裏に取引店の名前やカードの連番が入って、販売する側の宣伝にも使うのですが、それは「別途お見積り」で、しかもグロスミスの柄だけ入った片面のみのカードは売りません、と要は裏面印刷は必須なのにここの部分がグレーなので、本当の粗利はいくらになるかは未知数なのに「1枚1dで売ってもこれだけの儲けが出る上、たいていの販売店様は1枚2dで販売されておりますことから、御社の利益は計り知れません」って、あきんど魂炸裂の見積書です。とはいえ世が世なら、こんな見積書が来たら「お手数ですが、印刷代込みのお見積りを枚数別にお願いします」って速攻つっ返しますけどね。
お楽しみいただいたグロスミス特集、明日はLPT始まって以来の豪華プレゼントコーナー開催です。お見逃しなく!
 
*補足:エレナー・ブルックさんより「ロイヤルワラントは、企業内の一個人に対し授与されるもので、授与した国王や王妃が逝去した後も数年は御用達を賜った証としてワラント章を使用しても良い事になっていました。例えばこの見積書にあるワラント章に『アレクサンドラ女王』と表記されているのは、女王が既に逝去しているという意味です」とのコメントを頂きました。やはり、逝去してなお御威光が燦々と降り注いでいたんですね

Royal Collection : Betrothal (1893/2011) and Diamond Jubilee Bouquet (1897/2012)

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グロスミス社はヴィクトリア朝時代、ひとつは若き王子と婚約した次期王妃を祝し、もうひとつは大英帝国の象徴である女王の即位60周年を祝し、イギリス王室の慶事に2種類の香水を謹製しており、いずれも同社の代表作として名を残しています。グロスミス・ロンドンとして復興した2009年以降、奇しくもイギリス王室には2011年に次期皇太子の婚約と、2012年に今生女王が即位60周年を迎えるという、先祖と同じ道を歩ませるかのような慶事が続き、10年早くても遅くても叶わなかった「世紀の偶然」に、ロイヤル・コレクションとしてふたつのおめでたい香りが復活しました。※新旧比較の際、時代の混乱を避ける為、オリジナルのグロスミスはグロスミス社、現在の復興グロスミスはグロスミス・ロンドンと表記いたします。
 
Betrothal (1893/2011)
 
処方:メラニー・カレスティア(ロベルテ)
香調:グリーンフローラル
 
ビトゥラウザルとは聞き慣れない単語ですが、通常エンゲージメントという「婚約」を古くはビトゥラウザルといい、例えば現在でも日本の結納を「Betrothal gift」と訳すように、同じ婚約でも非常にかしこまった表現です。

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オリジナル版ビトゥラウザルフロント&バック(上)と婚礼画(下)

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オリジナルのビトゥラウザルは、のちのウインザー朝国王ジョージ5世となるヨーク公の婚約を祝し、クイーン・メアリとなるメアリ・オブ・テックにグロスミス社が謹製したもので、メアリ・オブ・テックは今生エリザベス2世の祖母、ケンブリッジ公ウィリアム王子の高祖母(ひいひいおばあさん)に当たります。新生ビィトラウザルは、チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の長男で次期皇太子となるウィリアム王子と、民間人であるキャサリン・ミドルトンさん(現ケンブリッジ侯爵夫人キャサリン)ご成婚(2011年4月29日、ご婚約自体はその前年に発表)を祝し、キャサリン妃にグロスミス・ロンドンが謹製したもので、クラシック・コレクションは極限までオリジナルを再現することに尽力した作品の一方で、ビトゥラウザルは1893年版オリジナルの処方をもとにしながら現代的にアレンジした、グロスミス・ロンドンとしては初の新作となります。オリジナルの処方は、例えばローズなら何のローズを使うとまでは書いておらず、ざっくり「ローズオイル」としか記載されていない為、希少なヴィンテージを光クロマトグラフィーにかけ成分分析を行い、香料をひとつひとつ特定していったそうです。
 

     婚約時のウイリアム王子とキャサリン妃
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香りとしては、ボタニカルな印象のグリーンフローラルで、てその手で国を治める宿命を背負った若き王子の伴侶となる、美しく聡明な花嫁の門出を万物が祝福する香りという想いが込められているのがわかります。現代のフレグランスはミドルからラストへの展開の美しさ(序破急)ではなく、トップノートで良し悪しを評価する傾向が強く、ビィトラウザルも時流に則り、美しいトップノートを作るのに腐心したそうで、オリジナルのジャスミンとゼラニウムの割合を減らし、その代わりオリジナルにはないネロリとベチバーが加えられています。肌に乗せると、ブラック・レーベルのフローラル・ヴェールにも似た優しいグリーンフローラルに感じますが、例えば香りをつけたバスルームなどに漂う残り香が非常にパウダリーで、体感と相手が受け取る印象に面白いギャップがあるようで、もちろん肌に乗せた時の、さほどパウダリーでもない清楚なフローラルも美しいのですが、このヘリオトロープとバニラが織りなすパウダリー感が非常に美しく、初めてつけた時は驚きを隠せませんでした。底にうっすらとシベット香もあるので、顔面蒼白系のライトなフローラルにはならず、相応の厚みも持ち合わせています。

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グロスミス・ロンドン ビトゥラウザル  左からパルファム10ml、EDP50ml、100ml

ただ、せっかくグロスミス・ロンドンがご成婚を記念して謹製したビトゥラウザルですが、一般的にはご成婚時キャサリン妃がまとったのは同年発売されたイギリスの新興ブランド、イルミナムのホワイト・ガーデニア・ペタルズとファッション誌が一斉に紹介し、ロイヤルネタが大好きな日本でもキャサリン妃ネタ一発で上陸できた(過去形)イルミナムに話題をかっさらわれてしまいました。身の丈国産ブランドを率先して身に着ける努力をされているキャサリン妃も、自国の新しいブランドを盛りたてようと、有名ブランドや手の届かない高級品ではなく、敢えて新興ブランドの製品を選んでつけたのは評価しますが、傍見にもはしごを外された感のあるビトゥラウザルが、無言でさめざめ泣いているのが見えるようでちょっと可哀想な気がします。そうはいってもグロスミス・ロンドンのプレス向けカタログにはウィリアム王子とキャサリン妃のツーショットが1ページ、どーんと登場していますので「元は取った」かな、という気もします。
 
 
Diamond Jubilee Bouquet (1897/2012)
 
処方:トレヴァー・ニコル(ロベルテ)
香調:パウダリーフローラルブーケ
 
2012年、本年で即位65周年を迎えるエリザベス2世(即位1952-)のダイヤモンドジュビリー(即位60周年)を記念して、グロスミス・ロンドンがエリザベス女王のために謹製したものです。同年、2度目のロンドンオリンピックも開催されたイギリスは史上2度目のダイヤモンドジュビリーに沸き、バッキンガム宮殿前では盛大な祝賀コンサートが開催され、オープニングでは007役のダニエル・クレイグが女王陛下を宮殿までお迎えに上がり、ヘリコプターで会場へ向かい、陛下はパラシュートでお席に着く(勿論スタントですが)ーという、皇室では考えられない演出で鎮座ましましたのが記憶に新しいです。本作は同じく即位60周年を記念し、往時のグロスミス社が謹呈したヴィクトリアン・ブーケ(1897)が土台となっていますが、本年は偶然にもそのヴィクトリアン・ブーケ発売120周年でもあります。今世に蘇り、今再び女王の即位60周年に香りを捧げる事ができた誉の深さ、そこに間に合った縁の強さは、ブルック家そして先祖グロスミス家の人々以外には、多分に形骸的な偶然にしか感じられないのではと憶しますが、少しでもその心になってお伝えできればと思います。 

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バッキンガム宮殿

ダイヤモンドジュビリー・ブーケは立ち上がりからしっかりアイリスを感じるパウダリーなブーケで、シトラスのジューシーなスタートとともに、スズランや水仙の美しく抑制の利いた甘さがひろがります。やがてアイリスとバイオレットが軸となる、すべすべのパウダリーにシフトしていき、大いなる母に抱かれるような安堵感が生まれます。このパウダリーなベースはビトゥラウザルにも通じる、グロスミス流ロイヤルトーンともいえましょう。
 
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ヴィクトリアン・ブーケ(1897)とダイヤモンド・ジュビリー・ブーケ(2012)

通常、香水というものは明るさの中にも若干の影(ダークネス)があると、複雑な陰影によりその美しさは一層際立つものですが、仮にも大英帝国の主たる女王にささげる香りには、一点の曇りもあってはなりません。香りの中に邪なもの、淫らなもの、すなわち「影」があってはならないのです。その点で、ビトゥラウザルおよびこのダイヤモンドジュビリー・ブーケはそのハードルをきちんと越え「光」だけで美しく高貴なブーケを構成しています。国民が思慕尊敬してやまない女王の香りにセダクションは必要ないので、色香とか、異性を惑わす要素がない分、スクエアな雰囲気になるのは致し方ありませんが、さすがは女王陛下に差し上げるに恥じないノーブルなパウダリーフローラルは、むしろ高温多湿なここ日本では、この粉物感が心身の疲れを癒す、心の贅沢としてお奨めです。発売当初は限定品だったダイヤモンドジュビリー・ブーケは、収益の一部を即位60周年基金に充てられたそうです。
 
ふたつのロイヤル・コレクションが登場する狭間に、英BBCでは4夜連続で'Perfume'という昨今の香水事情にフォーカスしたドキュメンタリーを放送しましたが、その第3話でグロスミスがグロスミス・ロンドンとして復興し、クラシック・コレクション(当然バカラモデル)を紹介すべく、サイモン・ブルック氏がご自宅から中東へと飛ぶエピソードが登場します。BBCのサイトではオンデマンド配信が終了しており、Youtubeに残っていましたので、参考までにリンクを掲載いたします。
 
BBC four perfume episode 3 2011年11月8日放映
グロスミス・ロンドンの部分を抜粋した動画(Youtube)

 

次は、19世紀末から20世紀初頭の製品広告および見積書から、当時のロンドンと黄金期グロスミスを紐解いてまいります。
 
 
 
 
 
 

Black Label Collection (2012) : Floral veil, Amelia, Golden Chypre, Saffron Rose

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2012年、それまでの家督のレシピを現代に蘇らせたクラシック・コレクションとは一線を画し、現代の香りとしていちから処方した新シリーズ、ブラック・レーベル・コレクションは、それぞれが全く異なるパーソナリティを持ちながら、いずれも時代を問わない普遍的な香りで、時空を越えて蘇ったグロスミスの新スタートを飾るにふさわしいラインナップとなっています。処方はクラシック・コレクションと同じくロベルテの調香チームが担当し、素材の良さをダイレクトに肌で感じる事の出来る秀作揃いです。オードパルファム1濃度で、50mlと100mlの他にトラベルボックス(10mlxサフランローズを除く3種セット)もあります。発売から5年後の現在、クラシック・コレクションを抜く人気のシリーズに成長したそうで、今後の新作へも期待が高まる渾身のコレクションです。
 
Floral Veil 
 
処方:ジャン=マリ・サンタントーニ(ロベルテ)
香調:グリーンフローラルブーケ
 
ホワイトフローラルを束ね、グリーンをアクセントにしたフローラルブーケですが、フランスやイタリアから出てくる眩惑的なホワイトフローラルではなく、「花のヴェール」という名に違わぬ、大変イギリスらしい空間演出系のあっさりとしたブーケに仕上がっています。この手の香調は、グロスミスより1世代後に登場し、ロイヤルワラントとしてはむしろグロスミスよりカードの強い、というか当時最強であるヴィクトリア女王のワラントを賜るも、栄枯盛衰のうえクライヴ・クリスチャンに丸呑みにされたクラウン・パフューマリーの一連の作品(クラウン・ブーケなど)を彷彿する、自己の印象が相手を圧倒する事をよしとしないブリティッシュ・パフューマリーの繊細なお家芸的香調で、チュベローズやバニラオーキッド、イランラインのような主張の強いホワイトフローラルを中心にしている割には、全体的な印象は処方にはない瑞々しいすずらんと青みのあるブルガリアンローズを主軸に感じる、バランスのとれた普遍的に親しみやすい香りです。日本人にとっては昭和の資生堂にも通じるグリーンフローラルですので、DNAが喜ぶ親和性の高い香りだと思います。 清楚で身持ちが良く、語らずとも香り立つ知性を携えているのがわかる香りですが、デリケートな香り(弱いという意味ではない)なので損得勘定が先に立ち、価格に応じた①濃度②パンチ③意外性を求めるうちに、鼻がバカになってこういうレース編みのような繊細な香りに対し鈍感になりがちなメゾンフレグランスファンには物足りなく感じるかもしれませんが、若い頃から使えば一生の友になり、やがて母の香りにもなれる幅広さもあるフローラル・ヴェールは、ブラック・レーベルの中では一番日本人の肌と嗅覚にあうと思います。
 
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フローラル・ヴェールEDP 50ml、100ml
 
Amelia
 
処方:トレヴァー・ニコル(ロベルテ)
香調:フローラルムスク
 
グロスミス創業者、ジョン・グロスミスの娘で、グロスミス・ロンドンとして復興させた末裔、サイモン・ブルック氏の曾祖母にあたるアメリア・エライザ・ブルック(旧姓グロスミス、1847-1932)の名を冠した作品です。アメリアさんは、家系図的にいうとジョン・グロスミス(1813-1867)の長女、かつグロスミスの2代目オーナー&調香師、ジョン・リップスコム・グロスミス(1843-1919)の妹に当たる方で、ブルック家へお嫁にいったこの方が、グロスミス社に関わっていたかどうかはわかりませんが、サイモン・ブルックさんが先祖探しで失われた香水会社、グロスミスにつながる鍵となった、大事なご先祖様には違いありません。
 
アメリア 100ml ブラック・コレクションだけに
端正な黒いお箱に納められています
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香りとしては毅然としたフローラルムスクで、フローラルのモチーフにはローズやネロリに、エキゾチックなオスマンサスが用いられていますが、存在感は圧倒的にジャスミンが強く、そこに主張の強いドライでアニマリックなカシミアムスクが合流し、ムスクとジャスミンが双方を引き立てあう生々しさが、香りに驚きの迫力をもたらしています。近似値にメートル・パフュムール・エ・ガンティエのラ・レーヌ・マルゴ(カトリーヌ・ド・メディシスの末娘、マルグリット・ド・ヴァロワを題材にした作品、2007※廃番)がありますが、同じジャスミンxムスクの香りでも、モデルになった王妃マルゴの史実に伝わる淫乱な人生を見事なまでに香りで表現したレ・レーヌ・マルゴとは全く表情が違い、パチュリやサンダルウッド、ベチバーでベースを引き締めているため淫靡な感じにはならず、むしろ崇高な感じすらあり、堂々とした賢い女性の姿が脳裏に浮かびます。香り持ちも良く、アニマリックだけれど体毛が濃くなった気分に陥らない、知的で気品のあるジャスミンムスクをお探しでしたら、アメリアをお奨めします。

 

Golden Chypre
 
処方:トレヴァー・ニコル(ロベルテ)
香調:シトラスアロマティックシプレ
 
 
「黄金のシプレ」の名に恥じぬ、クラシックなシトラスシプレを丁寧に踏襲した、間違いのない、しかも親しみやすく素直な雰囲気の逸品です。付け初めにはシプレの王道・ベルガモットがドライでダスティなベチバーやパチュリとともにバーストし、レザーシプレのようなちょっとハードな印象ですが、肌の上に残るのが意外なほどたおやかなローズとヘリオトロープで、そこがイグレックやジバンシィトロワなど、60年代に登場したシックで知的なフローラルシプレを強く彷彿します。もちろん性別問わず似合いますし、今時分つければ素敵なサマーフレグランスになるでしょう。女性がつければスマート&スタイリッシュに、男性がつければ俺が俺がと主張せず、いつも朗らかなやさしい表情で見守ってくれて、声が低めで口数は少ないけれどジョークはキマる、そんな気の利いた男性の雰囲気を感じます。
 
シェアードフレグランスとしては、ゴールデン・シプレが1番のおすすめで、EDPとしては香りがあまり持続しないのが残念ですが、その分消え入り方が美しく、ラストでぐだぐだにならないフェイドアウトは良い原料を使っている証で、春夏のデイタイムには、こういうスタイリッシュでいながら身体の粗熱を程なく抜いて、リラックスできるつけ飽きない香りが1本あると嬉しいです。
 
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フローラル・ヴェール、アメリア、ゴールデン・シプレのトラベルセット。
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ブラック・レーベルボトルのキャップ。ずっしり重そう、重いよねきっと
 
 
Saffron Rose
 
処方:トレヴァー・ニコル(ロベルテ)
香調:オーセンティックウードブレンド
 
ブラック・レーベル・コレクション中最も異彩を放っているのがこのサフラン・ローズです。サフラン、ローズと名乗っていますが、一番主張が強いのがウードなので、久しぶりにどのくらいウードを感じるかの指標「ウー度」を補足させていただきます。
 
2014年、A Stranger in Arabというアラビアン・フレグランスの一大特集を組みましたが、レビューを書くため半年間中東香漬けだった当時を思い出すほど本気のウードブレンド、しかも無理がありません。ここから本物の中東香への扉が開いても、違和感がないでしょう。それだけ中東市場を意識して作ったものと思われる、オーセンティックなムハラット(ウードブレンド)です。アラブ5大香料、ウード・ムスク・アンバー・ローズ・サフランが全員集合、しかもムスクには助太刀としてカストリウムのような獣臭もしっかりあり、かなり毛が生えています。これは中東の方が前のめりになって買い求めるのも納得の出来栄えで、むしろ欧米の方には2012年の発売当時にはかなり強烈に感じたのではないでしょうか。2012年といえば、すでにメゾンフレグランス市場のみならずメインストリームブランドでも、中東の財布をガッツリ握る為、既存の売れ筋にスズメの涙ほどウードノートをトッピングしたドジョウを星の数ほど出してきた時代ですが、さすがはかつてエキゾチックな芳香で英国内外を沸かせたグロスミスだけあって、本気度が違います。EDPとは思えない濃厚な香り立ちですが、寸止めで重さを抑えてあり拡散も控えめなので、なかなか中東メーカーのアラビアン・フレグランスを入手するチャンスはないが、欧米ブランドがこぞって出している「なんちゃって」ではない、アラビアのスークに漂う風のような本物の香りがするウードブレンドが欲しい、という方にお奨めです。

 

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ブラック・コレクション 50mlボトル

ちなみに中東では、一時他の諸外国同様ブラック・レーベル・コレクションがクラシック・コレクションの人気を塗り替えましたが、ここにきて何故かシェメルネッシムだけがピンポイントで人気再燃し、現在中東ではシェメルネッシムがダントツ絶好調なんだそうです(エレナーさん談)。名前の由来がアラブの春まつり(ヤマザキ春のパンまつりみたいですね)で、エジプトでは国民の祝日にもなっている、春の訪れを祝うシェメルネッシム。縁起も良くてつい欲しくなってしまうんでしょうか。
 
ウー度 ★★★★☆