エルネスト・ボーがシャネルの為に作った5つの香りの中で、更には
シャネルの歴史においても圧倒的なアルデヒドの積載量を誇る
フローラル・アルデヒドの裏番長、22番(1922)のオードトワレです。
日本ではシャネル限定店舗での展開となります。
ボーの作品の中では一番時代を感じる22番は、同じフローラルアルデヒド系と
いえど5番とは全くベクトルが違い、ジャスミン、チュベローズ、イランイラン、
ローズといった王道フローラルに加え、こめかみにきーんと来る、きしむような
アルデヒドが心地よいリフトとなって強烈な粉物感を醸し出しています。
ここから80年、数々の追随者を振り払う中、同等の存在感を誇るのはディヴィーヌの
ラムスール位だと思います。パルファムはもう少しベースのバニラやローズの深みが
加わりますので、一番アルデヒドを楽しめるのはこのEDTだと思います。