La Parfumerie Tanu

- The Olfactory Amphitheatre -

- The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes -

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Entries from 2014-02-01 to 1 month

Molinard 1849 collection : M de Molinard (1979/2005)

Molinard 1849 collection : M de Molinard (1979/2005) 現在も家族経営で運用されているグラースの香水・香料メーカー、モリナールが 2005年にそれぞれの時代の顔ともいうべき作品を7点、香調も一部再構成してEDPで(アバニタだけはパルファム濃度)復刻さ…

How to decant your special perfumes : part 4

【チューブ型・ボトル型】 チューブ型・ボトル型容器は構造パーツが本体と蓋(または栓)だけと少ない分、価格的にはこちらのタイプの方が安価になりますが、3)の香水瓶型は1)2)と違い装飾の有無で価格に限りなく幅があります。 1)スクリュー管瓶(容量豊富、…

How to decant your special perfumes : part 3

3.香水を小分けする容器を選ぶ 容器は、大きく分けてミスト状に香水を噴霧するアトマイザー容器と、液体を直接肌につけるチューブ型・ボトル型容器に分かれます。 【アトマイザー型】 1)ガラス製本体+ポリプロピレンなどの樹脂製スプレィヘッド(ヤマダアト…

How to decant your special perfumes : part 2

2.海外で一般的に利用されている部材を利用する 1)ピペット(pipette) ピペットは、目盛り付スポイドのことで、通常スプレィ式でないボトル(パルファンや大容量のオーデコロンなど)から液を吸い上げ、小分け容器に移し変えるのに使います。スプレィ式のボト…

How to decant your special perfumes : part 1

完全版:香水小分けマニュアル How to Decant Your Special Perfumes 香水の小分け作業とその部材についてまとめていきます。 手持ちの香水を小分けして誰かに差上げたい、または持ち運びに便利なアトマイザーやスクリュー管瓶に少量移したい、という方は多…

How to Wear Your Favourite Perfumes chapter 2

何をどれくらい、どのようにつけたらよいか How to Wear Your Favourite Perfumes - LPT's Method 香水関連の書籍には、初心者向けにたいがい「体の何処にどの位香水をつけるか」が載っています。また、各ブランドのパンフレットなどにも、たいてい記載され…

Ta'if (2004)

Ta'if (2004) 英国の女性調香師、リンダ・ピルキントン主宰の香水ブランド、オーモンド・ジェインのレディス9種のうち、ブランドのシグニチャーとしているオーモンド・ウーマンを押して堂々人気№1の座を誇るフローラル・オリエンタル系の代表作、タイフです…

Sampaquita (2004)

Sampaquita (2004) オーモンド・ジェインの女性向け香水はフローラルシリーズ(5種)・フローラルオリエンタルシリーズ(3種)・ウッディ(1種/オーモンド・ウーマン)と大きく3つの香調に分かれており、いずれもシンプルなネーミングなため、特にフローラル系はシ…

Orris Noir (2006)

Orris Noir (2006) オーモンド・ジェインのレディス香水は、シグニチャー作品であるオーモンド・ウーマンを除き、すべて一見シングル・フローラル系と判断してしまいそうな単一花の名前が付けられています。しかし、フローラル系5種、フローラル・オリエンタ…

Tolu (2002)

Tolu (2002) イギリスの、それも女性調香師主宰のブランドというと、ミラーハリス(リン・ハリス)、ジョーマローン(同、エスティローダーグループ)が日本では絶大な人気を誇りますが、この二つのブランドがどちらかというといかにも日本人が大好きな「香…

Ormonde Woman (2002)

Ormonde Woman (2002) 公私ともにオーモンド・ジェインのシグニチャー・セントとして、屋号を冠したオーモンド・ウーマンは、2002年「世界で初めてブラック・ヘムロックの香料をふんだんに使用した香り」として英語版ウィキペディアにその名を連ねているので…

How to Wear Your Favourite Perfumes chapter 1

6.LPT流香水のまとい方 How to Wear Your Favourite Perfumes 香りの楽しみは人それぞれ。香りの好みも人それぞれ。 ここでは「これだけは伝えたい、後はご自由に」ほんの少し香りのアドバイスをお伝えいたします。 香りは、季節によって着替える大事な肌着…

The World of Perfumed Soaps 6. Italian companies

5)イタリアの薬局・化粧品会社 サンタマリアノヴェッラ(国内直営店有) 1612創業で世界最古の薬局、サンタマリアノヴェッラは、遡る事400年、13世紀にドミニコ会修道士達が病める人々の救済へと、祈りの中修道院の庭にハーブを手植え、粛々と調剤をし、解毒…

The World of Perfumed Soaps 5. British companies

4)イギリスのトイレタリー会社 ヤードリー(日本未発売) 1873年発売〜(ラベンダー石鹸)創業1770年の老舗パフューマリーですが、イギリス企業の行く末としてはご多分に漏れず左前、ついには2005年、インド第5位の富豪、ジャタニア家に買収されるも2012年に…

The World of Perfumed Soaps 4. French companies

3)フランスのトイレタリー会社 ロジェガレ(日本ロレアル) 100g 735円 1862年創業のパフューマリーで、日本でも明治時代「赤箱」フルールダムールで一躍有名になりましたが、ロジェガレといえば何と言っても薄紙で包まれた丸い香水石鹸。エリザベス2世のロイ…

The World of Perfumed Soaps 3. Portugese companies

2)ポルトガルの石鹸メーカー アク・ブリト 1887年、ドイツ人のクラウス氏とシュヴェーダー氏がポルトガル初の国産石鹸メーカーとしてポルトで創業したクラウス&シュヴェーダー社でしたが、1914年の第一次世界大戦勃発によりポルトガル撤退を余儀なくされた…

The World of Perfumed Soaps 2. Domestic companies

★化粧品会社の香水石鹸を楽しむ 1)日本の化粧品会社 資生堂 花椿石鹸 普及版(N) 110gx3個入 630円から 復刻版(C) 110gx3個入 945円から 日本を代表する化粧品メーカー、資生堂が1917年(大正6年)から発売し、一度も廃盤とせずに細々と生産している香水石…

The World of Perfumed Soaps 1. introduction / perfumeries

The World of Perfumed Soaps - 香水石鹸の世界 - 仕事の都合や家族の好みで、普段香水を使えないというお話を伺います。それだけ聞くと何とも寂しい話ですが、そんな時は是非、香水石鹸を一日の始まり、または一日の終わりにお楽しみ下さい。 香水と違って…

Coco (1984) parfum

Coco (1984) parfum ココ・シャネル(1883-1971)亡き後のシャネルから発売されたレディス香水のうち、現在の専属調香師であるジャック・ポルジュが最初に手掛けたのが、現在のシャネルの一般流通ラインナップの中で最も異彩を放つ、ココです。時代は80年代絶…

Chloe (1975) original version

Chloe (1975) original version 発売後日本でも大ブレイクし、後を続くドジョウが何匹生まれたかわからないクロエ(2008)ですが、こちらはそのオリジナル版です。リニューアル版は名前だけ踏襲した別物なので、ここでは取り上げません。 クロエは、カール・ラ…

Cabochard (1959) original version EDT

Cabochard (1959) original version EDT フランスの戦中から戦後を代表するフランスのクチュリエ、マダム・グレの 代表作、カボシャールのオリジナル版オードトワレです。調香は他にアラミスやアロマティクス・エリクシール、ホルストンなど、 シプレ系の名香…

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