La Parfumerie Tanu

- an Imaginary Haute Parfumerie living in your Heart -

- The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes -


Eau de Lordos (1972) / A Gentlemann Takes Polaroids chapter five : Japanese Gentleman

立ち上がり:一瞬は爽やか?と思うが数分後・・・「くせえ!」
 
昼:70年代-80年代初頭の職員室の匂いだぞ
 
15時位:残り香が辛い
 
夕方:解放されたような気もするがうっすらとバーコードハゲの気配が
 
ポラロイドに映ったのはポマードとグラサン&バーコードハゲ(PG&B)
 


1973年CM 資生堂 シフォネット 杉山登志 

※オードロードスのCMが見つからなかったので、時代の近いところで1973年シフォネットのCMをご紹介。CMソングがとても坂本慎太郎っぽい

Tanu's Tip :
 
創業1872年の資生堂が創業100周年の佳き年に発売したメンズフレグランスライン、ロードス。今回ご紹介するオーデコロンの他に、アフターシェーブローションやヘアリキッド、乳液などがあり、ヘア・フェイス・ボディとコンパクトなトータルコーディネートが可能ですが、残念ながらジェントルマンコーナー開始以来初の「ジェントルマンが実装を嫌がった」香りでもあります。40年以上経った今でも現行商品として資生堂のオンラインショップなどで確認することができますが、バルカンの回で紹介した究極のおじいさん向けセレクトショップ・ニュータウンのスーパーでは取り扱いがありませんでした。ということは… 資生堂公式ページでは「フゼアとウッディーノートの格調高い香り」「男の落ち着きを感じさせるフゼアに、深みのあるウッディを加えた格調高い香り」「男の渋さと気品を漂わせるこの香りは、フォーマルに装う時に…」とありますが、すべて鵜呑みにして2016年のこの時代につけたら大変なことになる予感がします。確かに私もオードロードスをつけたジェントルマンには、そばに来てほしくありませんでした、その位の破壊力があります。しかも同じ資生堂のタクティクスと比較して、願わずの持続力の強さになおさら逃げ場を失うオードロードスは、ムエットで嗅ぐと確かに男の落ち着きを感じるのですが、肌に乗せると途端に暴走するのが「ケミストリー」という奴でしょうか。

f:id:Tanu_LPT:20161113191225j:plain
オードロードス オーデコロン 120ml 3,000円(税抜)

 
ポラロイドに映ったのは、たぶんフレームから見切れた男性のどアップ、しかもはげ散らかした頭髪をポマードで盛りかためて、グラサンで照れ隠し。さぞアクロバティックな髪型なのでしょう。PG&Bと書き添えられていますが、P&Gの間違いではありません。EL&P(エマーソン・レイク&パーマー)、BB&A(ベック・ボガート&アピス)のようなものだそうです(本人確認済)。
ちなみに今般の英蘭取材で、将来バーコードハゲになると予想されるセクシーな男性で、若いうちから早々にスキンヘッドにしてしまい、ハゲと非ハゲの境界線をなくし、しっかり身体を鍛えおしゃれもバッチリな、若き「ユニバーサルハゲ」を数多くの空港や都市で見かけました。日本人は頭の形と黒髪という、ユニバーサルハゲへのハードルを一気に上げるハンディがあるとはいえ、体力のあるうちから自分のスタイルにしてしまえば、中年になってから苦労を背負い込むより「ハゲではない。ユニバーサルハゲだ」と周囲の認知度もあがり、朝の一苦労、夜の溜息からも解放されます。帽子の脱ぎ着も超ラクで、オシャレの幅が広がります。…って、オードロードスのレビューでしたが、メンズフレグランスの経験値が浅く、皆様へまともなご紹介ができないことをここに深くお詫び申し上げます。