La Parfumerie Tanu

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Fougere Royale (1882) / A Gentleman takes Polaroids chapter one:The Great Iconic, A Gentleman's chioce

A Gentleman takes Polaroids chapter one
- The Great Iconic, A Gentleman's chioce -
 
 
Fougere Royale (1882/2010)
 
立ち上がり:
お香っぽい スモーキーなタバコノートも
 
着衣後:
結構重い、アラミスを思い出す
 
1時間経過:
立ち止まると濃厚な香りが立ち上ってくる、甘さが出てくる
 
5時間経過:
昼でも香りが残る。最初の方にあったスモーキーな香り抜けて甘さが強まる
 
10時間経過:
夕方でも香り抜けない。昼と同じ香りを維持。残香性が高い
 
ポラロイドに映ったのは:
オールバックの男、40代前半、スーツ姿、ベラ・ルゴシっぽい
 
Tanu's Tip : 

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1)マリー・アントワネットもご愛用、近代香水を語るうえで外すことのできない老舗ブランド、ウビガンが 2)合成香料クマリンを初めて用いたうえ、実際には香りの無いシダ(フジェール、英語でファーン)をモチーフにした「幻想香水」の先駆けとなり 3)そのネーミングから近代メンズ香水の歴史上「フゼア系」というジャンルを作り  4)ウビガン没落後廃番になるも、長らくその名が伝説として独り歩きしていた、名香フジェール・ロワイヤル。オリジナル版の調香はもちろんポール・パルケですが、今回のレビューは現行品の2010年リニューアル版で、再処方はハッピー(クリニーク、1998)をはじめブラック・カシミア(ダナ・キャラン、2002)、グリーンティーの各ドジョウシリーズ(E・アーデン、2005~)など大衆香水ヒット作を数多く手がけ、メゾン・フレグランス系では2012年よりアーキストの専属調香も行っているジボダン社の主任調香師、ロドリゴ・フロール=ルーが担当しています。ウビガンが堕ちに堕ち、アメリカのドラッグストア香水メーカーに処方が二束三文で渡った後は、ただひとつケルク・フルールの処方だけは握りしめて息をひそめていた所、モナコの現親会社に皮一枚で買い取ってもらい、そこに起業プランナーとしてもまさしく敏感な鼻の持ち主であるロジャ・ダヴ率いるRDPRにやり直し戦略を立ててもらったところ、ロジャ氏のラッパ吹きで遂に蘇った「高貴なシダ」。2010年当時は相当の話題となりました。香りとしてはベルガモット・ラベンダー・バニラ・クマリンにオークモスやムスク、クローブ香も全部盛り、重厚なザ・スタンダード・メンズ・フレグランスで「ジ・おっさん」といったところ。ジェントルマンの香水遍歴をスタートさせたアラミスも胸板厚め(胸毛付き)ですが、フジェール・ロワイヤルも経験値の浅い若いボーイズがつけたら、途端に「おやじの借り物」となるでしょう、ただしこういう深い香りの匂いたつ高貴なジ・おじさんには日本じゃ中々出会えません。しかし、ポラロイドに映ったのは何故か当のジェントルマンよりだいぶ年下。これはジェントルマンの自己認知年齢が実年齢より相当若いことを意味しています。いわゆる「自意識の後退」、つまり熟女ものAVを見ている自分がいつも青年の気分、というのと同義でしょう。気が若いのはいいことです。この調子で、どんどん紹介していきましょう。