La Parfumerie Tanu

The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes

Nuit de Noel(1922)

フランスのグラン・パルファン、キャロンの1922年発売の代表作で、
創立者E・ダルトロフが華やかながらも静謐なクリスマスの夜にインス
パイアされて創作した、オリエンタル・フローラルの名香です。
ローズを基調に、ウッディとサクソン・モスがミステリアスなハーモニーを
奏でます。
第一次世界大戦のトラウマからの逃避が、1920年代の証人として
この香りを生み出した(キャロン公式HPより)」と、歴史の重みを
背負った香りでもあります。
100年以上の歴史を持つグラン・パルファンの作品は、EDTも
発表されていますが、やはり真骨頂はパルファムで味わいたいものです。
主張しすぎることのない絶対な存在感は、名香の名に恥じません。
真冬でも、最初は殆ど香らないので、ずいぶんと静かな香りのように
錯覚しますが、やがて染み出るように香り出し、全身が包み込まれます。

キャロンは、現行商品であればパルファムを大事にお使い頂きたいと
感じるブランドですが、その中でも特にニュイドノエル、ナルシスノアール、
フルールドロカイユはかなり存在感が違いますので、パルファムが
お奨めです。