La Parfumerie Tanu

The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes

Ma Griffe(1946)

1945年にメゾンを開き、戦後のオートクチュール界を席巻した御年101才のクチュリエ、マダム・カルバンが初めて発売した香水、マグリフ(1946)のヴィンテージです。調香はタブー(1932)、カヌー(1936)、ショッキング(1937)、ミス・ディオール(1947)を輩出した大御所、ジャン・カールで、その緑と白のパッケージが全てを物語っており、軽やかで親しみやすいながらも凛とした存在感があり、いい意味で相手を刺激しないやさしさは後に続くイグレック(1964)、クリマ(1967)、カランドル(1969)といった一連のグリーン・シプレ・アルデヒドの原型ともいえましょう。欧米では親の世代が使っていて大好きだったので自分も、というコメントが圧倒的に多いのが特徴的です。パルファムですがあまり香りもちはせず、美しく肌に馴染んだ後に消え入ります。