La Parfumerie Tanu

The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes

XX. Archive

Puredistance giveaway campaign !

ピュアディスタンスのサンプルプレゼントを実施します! ご希望の方先着10名様に、ピュアディスタンスからご提供のサンプルセット(2mlアトマイザーx2種)を送付いたします。 セット1(基本セット) Opardu、M セット2 Opardu, I セット3 Opardu, Antonia ※セ…

Tableau de parfums - Miriam (2011)

昨秋2011年10月に発売となったタブロー・ド・パルファン(香りの絵画)は、アメリカはテネシーを拠点とするブライアン・ペラ主宰のクリエイト集団、イヴリン・アヴェニューが、架空の女性をモデルに映画を制作し、その映画のヒロインをモチーフにした香水を…

Kiss me Tender (2010)

レディスの新作、キスミーテンダーです。どうしても頭の中でラブミーテンダーと変換されるのですが、ちがいます。アンタンスではなく普通のEDP1濃度の展開ですが、ニコライの作品としては濃厚で拡散力の強いフロリエンタルで、立上りから甘々なバニラ、八角…

Rose Intense (1998-2008)

さきにローズ・ピヴォワンヌとして発売されたEDTのアンタンス版です。名前からピヴォワンヌが消えていますが、香調にはしっかり芍薬の青さが残っていて、立ち上がりは青々としてさっぱりしたローズのシングルノートになっています。最初は甘味も酸味も前に出…

Vanille Tonka (1993)

代表作、サクレブリュと同年に発売されたヴァニーユ・トンカです。レモンやマンダリンなど、苦味のある柑橘の皮にラベンダーやバジルが加わった幕開けから、カーネーションやオレンジフラワーが黒胡椒などのスパイスに抑制されながら、名前のごとくバニラと…

Maharanih intense (2006-2008)

2006年にEDP濃度で発売されたマハラニーが、2年後マニフィーク・シリーズでアンタンス版として再構築されました。現在オリジナルのマハラニーは廃番で、国内販売されているものも在庫限り販売終了になるでしょう。 レディスのボトルに収められているオリエン…

Sacrebleu intense (1993-2008)

1993年にオードパルファム濃度で発売されたサクレブリュのアンタンス版で、オリジナルのサクレブリュは在庫が無くなり次第廃盤だそうです。 香りとしては、チュベローズとカーネーションのクローブ香にシナモンが加わって華やかさと渋みが同居し、薄口ながら…

Calypso(1956/2010)

1930年代から50年代初頭にかけて活躍し、ジバンシー、ディオール、バルマンなど錚々たるクチュリエを育てたデザイナー、ロベール・ピゲが1951年に廃業、1953年に逝去した後も、パヒューマリーとして存続する中1956年に発売されたカリプソが、ピゲの復刻では…

L'ame Soeur edition 2011 (2011)

これまで発売されてきた香りはすべてEDP濃度だったディヴィーヌが2010年より既発のコレクションからパルファム濃度を再構築して発売しています。第1弾はブランドの顔ともいえるディヴィーヌのパルファム、ディヴィーヌ・エテルネル・フェミナンでしたが、昨…

La Belle Helene (2011)

MDCIシリーズの最後を飾るのは、ブランドの最新作であるラ・ベル・エレーヌです。2011年3月の発売から立つこと8か月、もうすぐ2011年も終わりというのに、公式ウェブサイトにおいて紹介文が書きかけで終わっているのはどうかと思いますが、調香はパチュリ・…

Vepres Siciliennes (2009)

老舗コニャック、フラパンの香りを幾つか手掛けているジャンヌ-マリー・フォジールがMDCIのために手掛けた、ヴェープル・シシリエンヌです。1282年にシチリアで起こった住民暴動と虐殺事件であり、またこの事件を題材にした同名のヴェルディによるオペラ、「…

Le Rivage des Syrtes (2009)

MDCIの香りをレディスについては全紹介すると決めて始めた投稿ですが、こんな事を申し上げてよいのか、迷いの上紹介します。 ゲラン家の血筋である女性調香師でパルファン・ド・ニコライの主宰、パトリシア・ド・ニコライがMDCIの依頼にて制作した二つの香り…

Bleu (2003)

アパレルから派生したアルビオン系コスメブランド、ポール&ジョー・ボーテから2003年、姉妹フレグランスであるブランとともに発売され、近年再発したブルーです。EDT1展開で、調香はピエール・ブルドンが担当しましたが、流行には敏感でも調香師にまでは…

Musk (1995) EDT

ウォモ、ドンナに続き、ロレンツォ氏が精力的に香りを発表していた初期作品の一つ、ムスクです。初期はドンナ以外はメンズやユニセックス系の香りを作っていて、このムスクもユニセックスに分類されていますが、つけた感じではムスクというよりはルーツは大…

Donna (1994) EDT

イタリアはフィレンツェの公称・孤高な香水職人、ロレンツォ・ヴォロレーシが1993年のウォモでデビュー後初めて作った女性用の香り、ドンナです。ローズのシングルノートであるドンナは、立ち上がりは大変青味の強いローズ香でスタートしますが、程なく代表…

Tea Rose (1972) vintage 'parfum' version with pink box

ティーローズは、パヒューマーズ・ワークショップ社初の香りで、同社が香料会社であるフィルメニッヒ社のジャック・モーウェンに対し「バラ園に迷い込んだような香りで、花びらから葉、手折った茎に到るまでバラのすべてを彷彿とする、そして香り持ちの良い…

Paco Rabanne pour elle (2003) parfum

カランドル、メタル、ラニュイといった、戦後の香水史に名を残す逸品を輩出したパコ・ラバンヌですが、日本では2009年末に倒産したわかばが国内代理店で、翌年川辺が業務移管したものの、移管の際パコ・ラバンヌはあえなく脱落。その後フィッツ・コーポレーシ…

Opus V / the library collection (2011)

アムアージュの最新作で、ザ・ライブラリー・コレクションの第5弾、オパス・ファイヴ(Opus V)です。前作のオパス・フォーは売上の半分を国際エイズ予防コントロールプログラムへ寄付するチャリティ性のある商品でしたが、今回は普通に新作です。調香は超売…

Shiseido domestic perfume lines

創業よりいち早く国産香水の生産に着手した資生堂は、日本を代表する化粧品メーカーとして数多くの香水を輩出し、ブランドを代表するホワイトローズナチュラル(1936)やすずろ(1976)といった高価なものから、街の化粧品店で誰でも手の届く値頃な定番品まで、…

Une Fleur de Chanel (1998/2005)

ニューヨーク・シャネルで7年に一度しか発売されない限定品の香りです。調香はジャック・ポルジュで、最初が1998年、次が2005年に再発、とくると来年は丁度再発から7年後の2012年ですが、3度目は果たしてあるのでしょうか。ニューヨークシャネルが他の香りや…

L'Heure Attendue(1946)

コロニーの2年後、1940年にデリスが発売されましたが、戦況厳しくなる中パトウも新作の発売は 終戦まで待たざるを得ませんでした。フランスはドイツからの解放後終戦を迎え、1946年に戦後初の 作品として発売した香りには「待ちわびた時」という、重みのある…

Colony(1938)

パトウの没年である1936年にヴァカンスが発売されてから2年後、フランスから遠い南方の 植民地に思いを馳せ、トロピカル感満載のコロニーが発売されます。 パイナップルをキーワードとしたクラシック香水としてはキャロンのアカシオサ(1929)が 最も有名です…

Normandie(1935)

大西洋岸に面する港湾都市であるル・アーブルとニューヨークを結ぶ新しいオーシャン・ライナー、 ノルマンディー号が1935年処女航海を行った際、大西洋横断速度の新記録達成時、ファーストクラスの 乗客へ進呈されたのが当時の最新作、ノルマンディーです。…

Divine Folie(1933)

1933年に発売されたディヴィーヌ・フォリーは、前年発売のアンヴィタシオンと多少類似点は あるものの、こちらの方がより女性らしく華やかで、立ち上がりにどっとクローブ香を感じ、 程なくふくよかなバニラムスクにスティラックスが交わるアンバーノートに…

Invitation(1932)

1930年、のちにブランドの看板となるジョイと並行してカクテルを上市した2年後に発売された アンヴィタシオンは、マ・コレクシオンと同時期に再発されたものの、12本入のミニチュアセット には入りませんでした(ちなみに同じ再発で選外だったものにDelices…

Cocktail(1930)

世界大恐慌が起こった翌年の1930年、ジャン・パトウが不況を嘲うかのように輩出したのが、 後世に残る名香、ジョイとこのカクテルです。サンフロランタン通りに面するパトウのメゾン には、ドレスを注文する女性に付き合いでやってきた手持無沙汰の男性が、…

Moment Supreme(1929)

カルデアに続き発売された「至福の瞬間」の意であるモマン・スプレームは、 コレクシオン中最も特異な展開をする「一応」フローラルノートです。 まず、つけた瞬間はさわやかさが爆発するようなしゃきっとしたシトラスの アクセントがきいたラベンダーとゼラ…

Chaldee(1927)

トリロジーに続きジャン・パトウが発売したのは、香水ではなく世界初のサンオイル、 ユイル・ド・カルデアでした。まだ日焼けが富裕層のトレンドだった時代、蒼白な肌の 欧米人が憧れた、燦燦と降り注ぐ太陽に愛されて黄金に輝く美しい肌を彷彿とする、 古代バ…

Adeiu Sagesse(1925)

トリロジーの最後、アデュー・サジェスは、トップに少々かび臭い、それでいて 青々とも感じるさまざまな生花の香りが入れ替わり立ち代り立ち上った後は、 カーネーションを軸として甘くパウダリーに落着き、あまり展開せずにうっすらと ムスクが温かく長持ち…

Ques Sais-Je ?(1925)

【まえがき】 ジャン・パトウのマ・コレクシオンについて、総論と一部の香りについて簡単な解説を 述べましたが、その後所有するコレクシオンのボトルも増えましたので、今回より個別の 商品解説を時代順に追加します。香りのピラミッドは諸説ある中、アメリ…

Emeraude(1921) *recent version EDC

コティが1921年に発表したパウダリー・フロリエンタルの名香、エメロードの オーデコロンです。 現在ではオーデコロンのみの発売となっています。 フレッシュシトラスのトップに始まり、フローラルやパチョリ、サンダルウッドが 香り、パウダリーにまとまる…

Paris(1922)

コティが1922年に発表し、瞬く間に英米でベストセラーとなった名香、パリです。 コティはこのパリの大ヒットでアメリカに進出、ニューヨークにアメリカ本社を設立しました。 以降、長きに渡り、コティの看板商品として、ロリガンやレーマン、エメロードなど…

Nuance(1975)

コティが1975年に発表した、ニュアンスのオーデコロンです。 軽やかな中にも温かみのある、ウッディフローラルの逸品です。 ラベルに、1991年までコティの親会社だったファイザーの名前が あることから、少なくとも製造後20年近くは経過していると思います。

La Rose Jacqueminot(1904)

近代香水王、フランソワ・コティが1904年に発表した最初の香り、ラ・ローズ・ ジャックミノです。近代の香水史上、最も重要な香りの一つです。 コティはこのラ・ローズ・ジャックミノの成功で次々に名香を輩出、後に続く 「ロリガン(1905)」 「エメロード(19…

L'Origan(1905) * recent version EDC

コティが1905年に発表した歴史的名香、ロリガンのオーデコロンです。 現在ではオーデコロンのみの発売となっています。 フランソワ・コティがラ・ローズ・ジャックミノに続き調香した 第2番目の香りで、数々のパッケージ、セット物が長きに渡り 発売されまし…

Magie(1950)

1935年に調香師・アルマン・プティジャンが香水店として創立し、 今や世界的ブランドとなったランコムが、1950年に発売し、2005年に 「ラ・コレクシオン」として復刻した名香、マジーのオーデパルファムです。 プティジャンの調香としては最大のヒット作とな…

Climat(1967)

1935年に調香師・アルマン・プティジャンが香水店として創立し、 今や世界的ブランドとなったランコムが、1967年に発売した名香、 クリマです。クリマは2005年「ラ・コレクシオン」としてオリジナルの 調香にてEDPで限定復刻されたほか、一般流通品としてフ…

Jubilation25(2007)

アムアージュ創業25周年を記念して作られた香り。メンズもあり、 レディスのJubilation25に対し、メンズはJubilationXXVとつづります。 調香は2004年に国際的ファッション協会であるFGIの新人賞にあたる ライジングスター賞を受賞し、ジバンシーやアザロの香…

Dia woman(2002)

調香は現エルメス専属調香師、ジャン・クロード・エレナで、 エルメスでの現代的で薄口な作風とはうって変わって、フレンチ クラシックなフローラル・アルデヒドです。ゴールドと面立ちは 似ていますが、ダイアはさらに透明度が高く、オマーン特産の シルバー…

Guerlain Boutique Fragrances

ゲランが日本で「ブティックフレグランス」として限定店舗で販売している クラシック香水全6種です。日本未発売の濃度もありますので、平行輸入品 ご購入前のお試しに、香りの印象を知る手がかりにご利用下さい。 なお、日本での販売価格はパルファムが30ml3…

Byzance (1987)

パルファム・ロシャス新社屋完成を記念して、専属調香師、 ニコラ・マムナスとマダム・エレーヌ・ロシャスの一大 プロジェクトをもって壮大なビザンチン帝国のオリエンタリズムと ヨーロッパの洗練を融合させたロシャス版フロリエンタルの頂点、 ビザーンス…

Lumiere (1984)

最近ではありそうでなかなかない「女性=純潔」という理想を香りに したような、とろけるような甘さと突き放した清涼感が同居した、 一種独特な浮遊感のあるホワイト・フローラルで、調香は当時の専属 調香師、ニコラ・マムナスです。 既に廃盤となったリニュ…

Jean Patou Ma collection(1925-64/1984)

フランスのグラン・パルファン、ジャン・パトウは、1925年から64年にかけて 発売された香りを1984年、3代目専属調香師ジャン・ケルレオ責任監修のもと、 "マ・コレクシオン"として再発する偉業をなしとげました。ケルレオ氏はミル (1972)、スブリーム(1992)…

Apres L'Ondee(1904)

日本では、ゲランブティック(すべて都内)でしか取り扱いのない、 ジャック・ゲラン調香の名香、アプレロンデの(オーデトワレ)です。 現在では本国ゲランでも原料の都合からか、オーデトワレしか販売されて おりません。海外のゲランでも販売国が限られて…

Ysatis(1984)

ジバンシーが理想とする架空の女性をモチーフにした香り、 イザティス(1984)のパルファムです。現在はEDTのみの発売です。 イザティスは、当時新進のドミニク・ロピオンが調香した シプレ・フローラル・アルデヒドで、パロマ・ピカソ、ディーバ、 ビザーンス…

Giselle by Carla Fracci(2004)

現代イタリアを代表するプリマドンナ、カルラ・フラッチが、 自らの代表作の名を冠して2004年に発表したフレグランス、 ジゼルのオードパルファムです。 日本では無名に近い存在ですが、彼女のフレグランスはベルギー などではニッチ・フレグランスの香水店…

Lou Lou(1987)

1962年に創立したフランスのアパレルブランド、キャシャレルから 1987年に発売され、今もなお熱烈なファンに支持されている名香、 ルルのオーデパルファムです。 調香は、オブセッション(カルバン・クライン、1985)、ラ・ニュイ (パコ・ラバンヌ、1985)、…

Raphinee(1982)

創業1775年、フランスの名だたる貴族を顧客に持ち、近代香水の祖で あるウビガン社が創業精神に則り1982年に発表したフレグランスです。 200種以上の香料が贅沢に使用されています。 フルーティなトップからオリエンタルなフローラル、サンダルウッドへと 展…

S(1928)

戦前はココ・シャネル最大の敵とまで言われ,ショッキング(1937)が 最大のヒット作となったイタリア出身のクチュリエ、エルザ・スキャパレリ が1928年に初めて発売した香水、Sのヴィンテージオードトワレです。 調香師、香調は不明ですが、このSは時代的に…

Pur desir de Pivoine(unknown)

フランスのボディ・ショップとも称される自然派化粧品メーカー、 イヴロシェの人気シリーズ、Pur Desirの中でも人気の高いピヴォワーヌ (しゃくやく)のオーデトワレで、しゃくやくのシングルフローラルの 香りです。 大変柔らかに香りますが、同シリーズの…