La Parfumerie Tanu

The Essential Guide to Classic and Modern Classic Perfumes

News flash : Book cafe bar Fumikura & Puredistance appeared on Japanese TV

Cabaret LPTでお馴染み、大人のための図鑑図書室・Fumikuraが、なななんと去る8月18日に日本テレビ放送網・News Everyの特集コーナーにて紹介されました。 登場したのは先般の図鑑人気にあやかった特集で、図鑑に印刷されたQRコードで読み込むとスマホで動画…

Exclusive Lecture by Sachiko Hirata & Naoki Shimazaki

2017.9.11香りの特別レクチャー・受講者募集!パルファム編集長・平田幸子&調香師・島崎直樹によるダブルレクチャー開催☆☆☆夜の部(18:30)店主タヌ参加決定!☆☆☆ 店主タヌ好評連載「忘れられない香り」掲載の香水専門誌、パルファム編集長にて、日本を代表す…

Grossmith, where to buy & the Greatest prize corner ever !

8日間に及ぶ入魂のグロスミス特集、お楽しみいただけたでしょうか。不思議な縁をたどり復興したグロスミスですが、LPTとの縁も相当数奇な話です。 勘違いから始まったご縁とはいえ、交渉の値打ちもない弱小ブロガーだと素性がわかりながらも、ロンドンから遠…

Appendix - J.Grossmith & Son Ltd. and Victorian / Edwardian era

グロスミス社は、沢山の新聞や雑誌広告を残しており、広告にはたいがい製品のラインナップと価格が明記されているものですが、それが当時の物価ではどの程度のものだったのか、ましてや現在の通貨価値と比較するのは、かなり困難です。しかも、現在イギリス…

Royal Collection : Betrothal (1893/2011) and Diamond Jubilee Bouquet (1897/2012)

グロスミス社はヴィクトリア朝時代、ひとつは若き王子と婚約した次期王妃を祝し、もうひとつは大英帝国の象徴である女王の即位60周年を祝し、イギリス王室の慶事に2種類の香水を謹製しており、いずれも同社の代表作として名を残しています。グロスミス・ロン…

Black Label Collection (2012) : Floral veil, Amelia, Golden Chypre, Saffron Rose

2012年、それまでの家督のレシピを現代に蘇らせたクラシック・コレクションとは一線を画し、現代の香りとしていちから処方した新シリーズ、ブラック・レーベル・コレクションは、それぞれが全く異なるパーソナリティを持ちながら、いずれも時代を問わない普…

Classic Collection : Hasu-no-Hana (1888), Phul - Nana (1891) and Shem-el-Nessim (1906), revived in 2009

グロスミス復興にあたり、多数発見された家督のレシピから往時の人気が高かったもの、グロスミス社の黄金期にあたる19世紀末から20世紀初頭に発売された香りから厳選され、今世に蘇ったのがこれからご紹介するクラシック・コレクションと称する3点の作品で…

Grossmith London, the Greatest revival ever : day4

Episode three - The Decision : A New Beginning ブルックさんが会社の権利を買い戻した後、いよいよ家督のフォーミュラからグロスミス社を代表する香りを復刻する運びとなりました。復刻にあたっては、往時のグロスミス社と同じ、最高級の天然香料を惜しみ…

Grossmith London, the Greatest revival ever : day 3

Episode two - Discovery エピソード2:先祖探しの旅 昔、ルーツってアメリカのテレビ番組、大ヒットしましたよね。クンタ・キンテね。あれは黒人奴隷の話でしたが、先祖供養の概念がないキリスト教社会の人々も、結構気にしてるんですよ、自分の先祖はどん…

Grossmith London, the Greatest revival ever : day2

Episode one - The History of J.Grossmith & Son, 1835-1980 創業期 1835年、ハンプシャー州ビショップス・ウォーザン*出身の社会改革主義者であるジョン・グロスミス(1813-1867)が若干22歳でロンドンに創業したイギリスで最も古い香水店のひとつであるグロ…

Grossmith London, the Greatest revival ever : day 1

Prologue - a letter from London via Rotterdam -なぜ今グロスミスなのか:Why LPT features Grossmith London now in 2017 私は、ブログ開始よりグロスミスとその香りを、当LPTブログ上およびリアルイベント「キャバレーLPT」、そして香水専門誌パルファム…

LPT Summer Special 2017 !!

本年11月で開店7周年を迎える「架空の」香水店、ラ・パルフュムリ・タヌ。最近は、海外のメゾンフレグランスブランドから実店舗と間違われ、何故か「うちの商品を取り扱ってほしい」という問い合わせが相次いでいる、というのは先日お話しましたが、実は他…

YVRA1958 : L'Essence de L'Essence (2015)

立ち上がり:爽やかですがそこに刺激的な何かがプラスされています。寝起きの気つけみたいな感じです。夏の朝の暑さでだれた頭を覚醒させてくれそう 昼:刺激的な感じは背景に去り甘い感じが出てきました。これはこれでいい感じです。 15時:大分薄くなって…

Eau de Guerlain (1974)

立ち上がり:これも夏向きの爽やかな感じです、シトラス系かな。でもスパイシーな感じも強い。 昼:最初の印象とあまり変わらず。少しウッド系のニュアンスが出てきたような気がします 15時位:昼と変わらぬまま弱くなってきた。 夕方:あまり香り残っていま…

Yuzu (2011)

A Gentleman takes Polaroids chapter thirteen : Gentleman in Summer 立ち上がり:爽やかな香りです。名前通りレモン系の香り以外に柚子の香りがして良いアクセントです 昼:爽やかさより甘い感じが勝ってきました 15時位:甘い感じからスパイス系に変わっ…

Le Galion, about to relaunch in Japan : Interview with Nicholas Chabot, the owner of Le Galion / ÆTHER

昨年6月に拙LPTで特集した、2014年復活の新生ル ガリオン。国内発売が決定いたしました。7月21日より阪急うめだ本店にて先行発売、なんと都内での販売拠点及び具体的な時期は未定とのこと。東京人の店主タヌには「初物の先行発売は新宿伊勢丹と相場が決まっ…

Le Vetiver (2009)

立ち上がり: 普段つけてるベチバと同じ系統の香りですがこちらのほうがやや甘さが強い 昼: やや苦い感じの香りが出てきました 15時位: 朝とは別の甘い感じが現れてきました 夕方: 15時位の印象のまま弱くなりました ポラロイドに映ったのは: 見た目はノ…

Givenchy Gentleman (1974)

立ち上がり: アラミスと似た感じ。でも少しスキッとした感じでしょうか。 昼: ベチバー系の香りが出てきました。 15時位: 大分薄くなってきましたがレザー系が薄っすら 夕方: 前と変わらず ポラロイドに映ったのは: 夏でもネクタイしめてスーツ着てるけ…

Eau de Fleurs de Cedrat (1920)

A Gentleman takes Polaroids chapter twelve : Gentleman in rainy season 立ち上がり: レモン系の爽やかな香り。複雑さはないですな。単純明快でいい香り。 昼: 朝香水つけ忘れてたっけ? 15時位: 上に同じ 夕方: 上に同じ つけて10分もすれば消え去り…

Parfum magazine no. 182 coming out

一作年6月よりスタートいたしました店主タヌの連載「忘れられない香り-The Unforgettable Scent-」掲載の老舗香水専門誌、パルファムの最新刊・182号が、今月6月20日(火)発売となります。 季刊誌であるパルファムは、日本を代表する香水評論家、平田幸子先生…

La Douceur de Siam & Le Sillage Blanc (2017)

La Douceur de Siam (2017) 黄昏時が訪れる 名もなきいのちが、この悲しみすら拭い去ってくれる ーモントリー・ウマヴィジャニ 「私たちのゴールは、洗練されたフランスの伝統に優美なシャムのエレガンスが融合した、模倣しようのないほど素晴らしく比類なき…

Issara & Oudh Infini (2015)

Issara (2015) かつてその木が居たここは、今や太古から降り注ぐ雨を逃れる場となった -モントリー・ウマヴィジャニ 独学で調香を学んだピサラさんが最初にドゥシタ作品として作り上げたのが、タイ語で「自由」を意味するイッサラです。 瑞々しい生木や新緑…

Melodie de L`Amour (2015)

何もない部屋に咲く一輪の花のように、私はあなたを想っています -モントリー・ウマヴィジャニ パルファム・ドゥシタは、オーナー調香師、ピサラ・ウマヴィジャニがクラシック香水愛好家であるというのもあって、初出3作を往年の名香よろしくパルファム濃…

Parfums Dusita, scents from a paradise

-古きシャムの言い伝えは、純粋な悦びと満ち足りた心の世界をドゥシタ(楽園)と呼ぶ。 うちなる幸福がすむという、天高く輝かしき依処よ… LPTは基本クラシック香水・モダンクラシック香水にフォーカスしたブログで、新しいブランドや新作をガツガツ情報収…

La Parfumerie Tanu e-store grand open : 1 June 2017

お店だ!お店だ!! https://laparfumerietanu.stores.jp/ 6月1日、遂にLPT e-storeグランドオープン! お待たせいたしました。LPT e-store、6月1日よりグランドオープン!グランドオープンを記念しまして、通常は7,000円未満のお買い上げには送料200円を頂…

Paco Rabanne pour homme (1973)

立ち上がり:緑香る感じだが背後に甘い香りが潜んでる。これも少し前の時代の香りがするがCool Waterのような「?」な感じにはならない 昼:甘い香りがやや全面に出てきました。ウッディーな感じも全面に 15時位:昼の印象のまま落ち着いてきました 夕方:か…

Grey Flannel (1975)

立ち上がり:これはいいですね!ウッディな香りの中に微かに柑橘系混ざってるような感じですが甘さがない 昼:印象変わらず。いいかんじのままです 15時位:落ち着いた香りになってきましたが消えることなく存在を主張しております 夕方:かなり気分の落ち着…

Cool Water (1988)

A gentleman takes Polaroids chapter eleven : Gentleman in mainstream 立ち上がり:最初は「おっ!さっぱりとして良い感じ」と思ったが、すぐ後に80年代季節スポーツ系サークル大学生がつけるような香りになって辟易。 昼:まるで自分がエリ立てたポロシ…

Cabaret LPT vol.5 'Puredistance on Tour Tokyo' present campaign & more !

<Cabaret LPT vol.5 共同開催記念プレゼント!> 先月4月29日の開催から早くも3週間が経過したにも関わらず、未だに参加者や先日のレポートをお読みになった読者の方々から反響の声がやまず、各種SNSでも絶賛拡散中の、Cabaret LPT vol.5 'Puredistance on…

Cabaret LPT vol.5 'Puredistance on Tour Tokyo' review

おかげさまで、LPTのリアルイベント「Cabaret LPT vol.5 'ピュアディスタンス・オンツアー・トーキヨー」をこの度も盛況のうちに終えさせていただきましたことをご報告いたします。 オープニングビデオ 歴代のキャバレービデオ中最高傑作との声もあり(照) …

LPT scent of the month : May - July 2017

2017年1月より毎月1本、店主タヌが選ぶおすすめの香りを、キャバレーLPTでお馴染みの図鑑図書館、Book cafe bar Fumikuraの店頭にてディスプレィしていただいております。 花散らしの嵐に始まる第5回は、さる4月29日開催、キャバレーLPT vol.5「ピュアディ…

Cabaret LPT vol.4 review (with Instagram posts & review by Fumikura)

かなり前の話になりますが、LPT初の非公開イベント「Cabaret LPT vol.4」を終えさせていただきまして、せめてご報告だけでも思っていたら、会場であるbook cafe bar Fumikuraの店長で、なんと当日はインフルエンザでダウンしてしまったものの、のちの録画か…

Puredistance Black (2013)

立ち上がり:つけはじめからムンムン! オランダではこういう香りでないと戦えないのか?何に?知らん? 昼:フェロモン出てる系の方なら良いんだろうなあ・・・ 産れてこの方フェロモン無縁で加齢臭だけ纏って来た私ではダメだ ー 15時位:そろそろ夜一緒に…

Bvlgari Black (1998)

立ち上がり:甘いーーーー!でも嫌な感じではない甘さです。 自分に似合ってるかどうかは別として。 昼:香りは大分落ち着いてきてますが甘さだけが突出してきてる感じが します 15時位:大分落ち着いてきました。バニラ系のおやつを3時に食べた? という感…

Encre Noire (2006)

A Gentleman takes Polaroids chapter ten : Black Gentleman 立ち上がり:ベチバー&微妙に柑橘系の香りですが甘さが無くていい感じ。これはいい気分になります。 昼:印象変わらず いい感じで落ち着いてきてます 15時位:最初の印象とほとんど変わらない香…

LPT Scent of the Month : April 2017

2017年1月より毎月1本、店主タヌが選ぶおすすめの香りを、キャバレーLPTでお馴染みの図鑑図書館、Book cafe bar Fumikuraの店頭にてディスプレィしていただいております。サンプルムエットによる持ち帰りOKの試香スタイルが好評で、実際店主タヌ来店の際、…

Moustache (1949)

立ち上がり:なんか酢のような酸っぱい匂いがするんですが。もしかして劣化してる?ベルガモットの香りがその後を追うように香ってきます 昼:酸っぱい匂いなくなりようやくまともな香水の香りだ。ローズ系の香りが強まってきています。 15時位:バニラっぽ…

Le 3 Homme de CARON (1985)

立ち上がり:むー上品な甘い香り。私には勿体ない感じ。ヒゲ&ハゲお断り!って感じがする 昼:香りが殆ど目立たなくなりました。よーく嗅ぐと微かに甘いけど。なんというか女性バンドの中に漢一人ギターで参加させられたような居心地の悪さが 15時位:粉っ…

Habit Rouge EDP (2003)

A Gentleman takes Polaroids chapter nine : Gentleman in Spring 立ち上がり:爽やかでシトラス系の香り、微かにレザー系も混じってるのが男向けを感じる。甘い匂いも隠れてる・・・・この段階では 昼:甘さが前面に出てくる。腹出たオッサンには似合わな…

The Unforgettable Scent Vol.7 : The Scent of EXPO

- Tanu of LPT has contributed to the exclusive perfume magazine "PARFUM" a series of articles on iconic classic perfumes, entitled "The Unforgettable Scent" since June 2015. The following English translation is "The Scent of EXPO", the 7th…

Parfum magazine no. 181 coming out

一作年6月よりスタートいたしました店主タヌの連載「忘れられない香り-The Unforgettable Scent-」掲載の老舗香水専門誌、パルファムの最新刊・181号が、今月3月20日(月)発売となりました。 季刊誌であるパルファムは、日本を代表する香水評論家、平田幸子先…

La Perfumerie Tanu e-store pre-open !

この度、決済に銀行振り込み(前払)だけでなく、コンビニ払い(前払)やクレジットカード払いにも対応し、お馴染みのムエットやOPPムエット袋を上記バナーより購入できるよう、準備をしております。 また、LPT別サイト http://lptestore.hateblo.jp/ も立ち…

Cabaret LPT vol.5 : Puredistance on tour Tokyo

スモール・イズ・ビューティフル。2002年の創業よりパルファム一本勝負の個性派ブランド、ピュアディスタンスを全解剖!看板スタッフ2名がオランダから城北の要・桜台へ遠路はるばるやってきます。キャバレー初の共催イベントとなるvol.5は、名付けて「ピュ…

LPT Scent of the Month : March 2017

2017年1月より毎月1本、店主タヌが選ぶおすすめの香りを、キャバレーLPTでお馴染みの図鑑図書館、Book cafe bar Fumikuraの店頭にてディスプレィしていただいております。サンプルムエットによる持ち帰りOKの試香スタイルが好評で、実際店主タヌ来店の際、…

XS pour homme (1994)

立ち上がり:爽やか系の香りですが少々森っぽい感じも というか20年ほどまえ良くつけてたので懐かしいな 昼:落ち着いた香りになってきました。これなら今でも使えそう 15時位:ムスクっぽい香りが最後に少し出てきました。かなり朝とは印象が違う 夕方:…

Aramis (1966)

立ち上がり:重厚な香り。ウッディな感じもする。これ付けるにはまだ自分は若輩者の気がします(もう50ですが) 昼:やや重い感じが薄らぐ。でもなんかズーンとした感じは残る 15時位:ここらでやっと身の丈にあった感じ 夕方:いい感じに残香が残ってます。…

Sir Irisch Moos (1966)

A Gentleman Takes Polaroids chapter eight : An Origin of a Gentleman 立ち上がり:うーん懐かしい男の香水の匂いだ。子供の頃に大人がつけてたヘアトニックぽい感じもする 昼:トイレの芳香剤みたいだなあ… 15時位:古びたビルの洗面所を思い出すぞ 夕方…

Perfume Lecture by Sachiko Hirata, the top fragrance jounalist

2017.3.13香りのレクチャー講座・受講者募集!☆☆☆夜の部(18:30)店主タヌ参加決定!☆☆☆ 店主タヌ好評連載「忘れられない香り」掲載の香水専門誌、パルファム編集長にて、日本を代表する香水評論家、平田幸子先生のレクチャーが開催されます。 ここ日本では万…

Authent (2010)

21世紀に入り、香水製作に減速をかけ始めた国内主要メーカーは、まず自社調香をやめフランスのなどの著名調香師を採用したり、ご当地ものやマリー・アントワネットなど歴史セレブの名を借りて、どうにかこうにか話題作りをしてきたものの、海外ブランド品が…

Mérefame (1979 / 1981) : updated review 2017

ここ数年で国産メーカーはどこも一様に自社のクラシック香水を廃番や大幅縮小に拍車をかけており、例えば資生堂は、2009年にすずろとホワイトローズナチュラル以外の香水(パルファム濃度)を全て廃番、残る国内流通フレグランスも大幅に縮小し、観光客向け…